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エッセイ・コラム

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2022年1月の記事一覧

季語に宿る

季語に宿る

万葉集、古今和歌集に季節分類の箇所が見られるように、季節詠みは古く和歌の時代から日本の詩歌には欠かせないものだったと言う。
季語が成立したのは平安時代後期。連歌俳諧を経て俳句に受け継がれている。

以前、古典を中心に、日本の文芸においては呪術的感性が根付いていると書いた。

「宿る」と感じる精神性だ。

季語の存在は、その流れにあるものだと考えている。俳句で季語を使うのは、単なる「ルール」と言うだ

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