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大切な人が大切にしてるものを、大切にしていく

恋愛、仕事、職場…どんな場面でも、人と信頼関係を築いていくということは、この人間社会の中でとても重要な能力のひとつです。

■信頼関係ってなに?

信頼とは、「信じて頼る」と書く

信頼関係とは、互いに信じて頼り合っている相互関係のことを指します。
どんな悩みでも相談できる友達。互いに支え合いながら乗り越えていく夫婦。一緒に仕事を進めていく中で助け合える会社の仲間。
人を信じるということも大切ですが、人を頼るということも、信頼関係を築く上ではとても重要な要素のひとつです。

信頼関係は、日々の生活や活動の中で、自然に積み重なっていくもの。
特別なテクニックが必要というわけではありませんが、信頼関係を勝ち取っている人には共通点があります。

■信頼関係を構築するメリット

信頼3

・仕事が円滑に進み成果が出しやすくなる

職場やチーム、ビジネスパートナーと信頼関係が構築できると、その仕事に対してのモチベーションが一気に上がります。そしてそれは、成果や業績に深く関わってきます。

今、仕事は「個の時代」ですが、チームで仕事を進める時、人と人が繋がっているのはチームワークという名の信頼関係なのです。

・運命の人と結ばれる確率が上がる

たった一度きりの人生、やはり信頼できるパートナーと共に歩みたいものです。それは恋愛だけではなく、ビジネスにおいても同じです。人に対する姿勢や態度、背中を常に周囲は見ています。一人一人とのつながりを大切にしていけば、その輪が広がり、交友関係がどんどん広がっていきます。

・人間関係のトラブルが減る

すべてのあなたの悩みは対人関係の悩みである

これは、アドラー心理学を解説した本「嫌われる勇気」に載っている言葉です。
同じ言葉を言われても、信頼関係がある人から言われるのとそうでない人から言われるのでは、まったく違う受け止め方をしてしまいます。
お金や仕事、将来など、人それぞれさまざまな悩みを抱えていますが、その根本は対人関係を解決することで解消されていくことが多いのです。

・困った時に助けてくれる人が増える

人というのは信頼している人に対しては、見返りなく助けたいと思うものです。あなたを助けたい、力になりたい、そういった賛同者が増えるのです。結果、自然とたくさんの人が助けてくれることにつながります。

今ここで自分が「助けて!」と言ったら、一体何人が助けに来てくれると思いますか?その人数が生き様であり、信頼関係をどれだけ構築したかというバロメーターなのかもしれません。

そして、信頼関係をなくす方法は簡単です。嘘をつくことです。信頼関係を構築するのには時間がかかりますが、信頼を失うのは一瞬です。当たり前ですが、自分がされて嫌なことをしない。そして、自分がされて嬉しいことをするということを、意識していきましょう。

■信頼関係を構築していくポイント

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・正直に接する

いつ会っても同じテンション、いつも一定。そして、嘘をつかないこと。たったひとつの小さな嘘でも、それを積み重ねていくと信頼を一瞬で奪ってしまいます。表裏がなく一貫性がある人は信頼を得やすいです。

・行動と発言が常に一致している

言っていることとやっていることが違う人というのは、だんだん信用できなくなってくるものです。ビックマウス、言っているだけの評論家の人は、言葉に説得力もなく、信頼を得ることは難しいでしょう。

・相手に対して関心を持つ

「愛の反対は憎しみではなく無関心です」(マザーテレサ)

「ムカつく」という言葉は愛の反対のように感じますが、実は愛の中にあるものです。
愛情の真反対にあるのは、無関心。興味がなく、どうでもいいということなのです。
「愛」と言われると難しく感じるかもしれませんが、無関心の反対にあるのは関心ですから、つまり相手に興味を持ち、関心を示せば、それが愛情になるということです。

相手から関心がなくなればなくなるほど、愛がなくなっていくし、逆に相手に興味津々であれば、愛が溢れていく。相手に関心を持つことで、相手との信頼関係はさらに強固なものになっていきます。

・悪口を言わない

人は無意識のうちに悪口を言ってしまうケースが多いです。悪口や陰口を叩いている人を見ると、こうやって自分の悪口や陰口も誰かに言っているんだろうな、という風に見えます。
炎上商法やお金でフォロワーを買っている様は、お笑いでいう一発芸人です。一気に人気が出るから一気に人気がなくなっていく。それは長続きしないし、そこに誰かとの信頼関係はありません。

・相手に強制しない

すべてのトップダウンが悪いとは思いませんが、部下に仕事を強制するよりも、ひとりひとりの主体性を大切にしたボトムアップ型のスタイルの方が、今は伸びてきています。
そして自分のことばかりしゃべって、いつも周りにはわがままばかり。大切なことは、人を強制的に動かすのではなく、その人の主体性で動かすということです。

相手の意見を尊重し、そして相手が動くまで信じて待つ。相手をジャッジしない人間関係というのが今の時代、とても大切です。

・相手が大切にしてるものを大切にする

自分が大切にしてるものを壊されたら嫌ですよね?
逆に、自分が大切にしているものを尊重し、一緒に大切にしてくれる人がいたらどうでしょうか?大切な人が、大切にしてるものを、大切にしていくから、自分の周りにもその輪が広がっていくのです。人から好かれ、信頼される重要なポイントです。

これは目に見える物だけではなく、考え方や期待に対しても同じです。
例えば「君は絶対できるよ」と心から信頼して言ってくれた言葉を、簡単に諦めてしまうようでは、信頼は希薄なものになってしまう。約束を守り、果たそうとすることも大切です。

・自分を信じる

自信という言葉は、「自分を信じる」と書く

この言葉をさらに分解してみると、「自分のことを人に言う」になります。
自信があるというのは、自分が思っていることを本音で話しているということです。

人間関係というのは鏡のようなものです。他人を信じられる人というは、その前提に自分自身を信じています。自分を信じてるからこそ、他人のことを信じられる力が生まれていくのです。

・自分のすべてを相手に知ってもらうという意識を持つ

相手の本音を聞き出したいのであれば、まずは自分が本音で話すということです。

本音という言葉は「本当の声」ではなく、「本当の音」と書く

ただ言葉を並べて話せばいいのではなく、自分が心の底から本当に思っていることを口にする。人はそこに以心伝心で伝わっていくものがあるのです。

信頼関係は人と人をつなぐ鎖のようなもので、少しずつ太くなり、そしてそれが大切な仲間になっていくのです。人間はひとりで生きていくことはできません。嘘をつかず、本音でつながり、信頼関係を築いていきましょう。

【動画】信頼関係をハックせよ


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