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1年住んだくらいで その国は語れない

私はnoteを書くときに気をつけていることがあります。
それは「イギリス人は」とか「この国の人は」などと断定しないです。

あくまで、私の経験した話をベースとして、さもその事象が国全体であると語るのを避けようとしています。

だって、たとえば長野の村に1年住んだ外国人が「日本は自然が豊かで、のんびりしていて、ほとんどの人が自分の田畑を持ち、自給自足をしている」とかどこかで書いたら
あれ??って思いませんか?
私は思います。
(ちなみにこれは私の実家半径100メートルの話です)

元々、テレビメディア勤務だったこともあり
何かを語るためにはデータを見せよ!と叩き込まれてきました。

1年住んだくらいでは、私は「イギリスの文化」とか「人柄とかは語れないな」と常々思うのです。

ただ、私の会った人、や経験したことから、その片鱗を感じて欲しいと思っています。

私は、日本ではテレビ業界でしか働いたことがありませんが
他業種で働く友人がいました。
友人たちの話を聞くことや、SNS、ニュースをみることで
「日本の社畜文化」について語ることはできます。

でもイギリスではそんな多種多様な友人はまだいません。
さらには、そこまで情報もキャッチアップできていません。
言えることがあるならば
「午後2時45分の学校のお迎え時間。迎えに来る人の3分の1は男性なのだが、なんの仕事をしているのか気になる」ということです。

そんな具合で生きていたり、情報を得ようとしているので
どうしても「イギリス人は、毎日お風呂に入らない」というような断定的な文を見ると、ピリッとしてしまうのです。
正しくは「毎日お風呂に入らないことを平気で人前で言える人がいる」だろーー
とか思ってしまいます。

しかも、イギリスには本当に多くの人種が暮らしていて、そのバックボーンも様々。
見た目白人だからイギリス人と決めてかかると、祖父母がポーランドからの移民。とか、で、食文化が全く違うこともあります。

なのでこれからも私は
私が見たイギリスの世界を書いていこうと思うのです。

*サムネイルの写真はモダンジャマイカ料理。イギリス人の彼女のお母さんはジャマイカからこの国にやってきました。子どもの時から家のご飯はジャマイカ料理だったそうです。


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