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たくあんと九九と寿司(学校が始まって1週間:長女編)

学校が始まって1週間。
イギリスでは九九を12の段まで覚えると言うことを、通学2日目にして、私と長女は知りました。
まずい!!!と二人で必死に宿題のアプリに挑みます。
「よし!九九の12の段だけプリントアウトするから覚えよう!」
「算数だけは。英語は必要ないから、ここだけ頑張ろう」とやった結果
なんとメダルを表彰されて帰ってきました。

なぜ「メダル」をもらえたのか長女なりに必死に考えると
・どうやら九九は全部終わっているけどみんな完璧に覚えたわけではない
・学校でやったアプリの授業では全員ほぼできていなかった
・数問間違えただけだった私は、できる方だったみたい!!
・他の子にすごい!私のやって!!と言われた!

イギリスの学校は子どもに自信を持たせるのが上手だなぁ

長女はサバイバル英会話レベルで授業の内容もわからないし
友達が話していることもほぼ理解できません。
ほとんどができていない中でも、できることは褒める。
「そんなに褒めたらつけあがる」というのが
日本の教育だと思ってここまできたけど
褒められて嬉しくないことなんてないし
豚だっておだてれば木に登るのになぁ。

さて、割とどこでだって生きていけそうな長女ですが
苦手なものがあります。
それは「イギリスの給食」です

そもそも彼女は超和食好き
ピザ・パスタ・冷えたサンドイッチは好きではありません。
イギリスの給食は
ピザ・パスタ・ジャケットポテト・フィッシュ&チップスです。
最初から「お母さんのお弁当」を持って行きたい!!と言われました。

「ご飯のお弁当でいいの?注目されると思うけど」
と伝えると
「食べたいものを食べる方が大切!!!冷えたサンドイッチは最低」
と言われたので
作りましたよ。ザ・日本のお弁当を!!

ザ・日本のお弁当 チキンナゲット入り

しかも「たくあん」入りです

さて、初日帰ってきてから様子を聞くと
「じっと見られたけど、別にそのあとは普通だったよ」
とのことだったので、
「明日もこの日本お弁当でいいかしら?」と聞くと
「うん!!!」と元気な返事

さあ、私は喜んで作り続けました。ザ・日本のお弁当を!!

それから1週間後、長女に様子を聞くと
「私のお弁当は「寿司弁当」と言われて、蓋を開けようとするとみんなが近寄ってくる。蓋を開けると歓声を上げられて、みんな大注目!
注目されるの好きだから嬉しい」
と、想像と違ったポジティブな話が!!

おお!そうかそうか
では作り続けましょう。

すると長女が最後にポツリと一言
「寿司ではないけどね」

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