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アンリ・ド・トゥールーズ=ロートレック / メトロポリタン美術館
ブルースであってブルースではない?
前回はセッションやライブでボーカルが歌えるブルースの曲の紹介と、キーや指定するリズムの解説をしました。
Basin street bluesは題名にBlues とありますが、コード進行はブルースではありませんでした。
曲名にブルースと付くのに、ブルースではない?
Basin street bluesはあえて分類するならば、ブルースではなく、ディキシーランドジャズになります。
もう、そろそろ「ジャズのルーツはブルース?」特集は終わらせて、ラグタイムやディキシーランド といった「アフリカ以外の国や音楽の影響」も
紹介していかないといけませんね。
ルイ・アームストロングの演奏で有名になりましたが、"Won't you come along with me/To the Mississippi..." で始まるヴァースは、
後にグレン・ミラーとジャック・ティーガーデンが付け足したものです。
ちなみに、、曲名のベイズン・ストリートは20世紀初期にニューオーリンズの歓楽街として知られた、ストーリーヴィルの通りの名前です。
St.Loius Bluesも12小節のブルースのコード進行を変形させていますから、純粋な「ブルース」ではありません。
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