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自分のキーの楽譜を書く

ボーカリストは、自分のキーに移調して楽譜を書けるようになった方が良い

私もジャズを歌ってみたい! という憧れの気持ち。。。。
家で聴いたり、好きなミュージシャンの音源と一緒に歌って楽しんでいたのが、次の段階に進むとしたら?

〇ジャズボーカルを習う
〇セッションに参加する
〇バンドを組む(相方を見つける)
〇ライブをする

など、自分一人の楽しみから、人に聞かせることになります。

I real pro のように便利な練習用伴奏ツールもありますが

「生演奏」「伴奏を弾いて貰って歌う」のは相手がいるから難しいですね。


楽譜は  みんなが共通して見て演奏するもの で 

地図であり、仕事の指示書 なのです


ラウンジ、スナック、カラオケ

ラウンジでは、有名なスタンダードナンバーを「先生」と呼ばれるピアニストが、お客さんが歌うキーを瞬時に判別し、合わせて伴奏してくれる事もあります。
ラウンジ文化はアメリカには無いですよね?

カラオケが無かった時代の「生の演奏で歌える」という楽しみ方で、そういうお店は今は随分少なくなってしまいました。


エラや、サラやみたいに、元のメロディが分からないレベルまでアドリブされると
「スナックでカラオケ、みんなで一緒に歌う」とはいかないのがジャズの難しいところです。

シナトラの「My way」 とか、トニー・ベネットの「思い出のサンフランシスコ」なんかはカラオケにあるみたいですけど。

カラオケの扱いの気晴らしなら楽譜は必要ないです。


セッション


本来は、伴奏者全員に楽譜を渡して弾いて貰うのです。
超有名スタンダードナンバーで、絶対全員弾けます! というような曲は楽譜無しで曲名とキーを全員に伝えます

インストはそのようにできますが、ボーカルの場合はキーの高さがみんな違うから正直無理ですね。

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教材のような内容の記事が2本と、不定期でエッセイを掲載する予定です。

ライブやセッションで使える実践的な内容を掲載します。ジャズボーカリストならではのお困りごとを解決する参考書的なマガジンです。

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