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【石川県白山市】この1年を振り返って「30期緑のふるさと協力隊での1年間のあゆみ」

3月16日(土)の活動報告会をもって1年間の任期を終えた30期10名の隊員たち。
任期を終えたばかりの彼らが、緑のふるさと協力隊としての1年間を振り返って、今思うことを紹介していきます。
今回は、石川県白山市白峰地区で活動をした坂東裕子さんです。

①1年間の活動を通じて気付いたこと・感じたこと・考えたこと・学んだことについて

 祭りごとが多くて、人前に立ってアナウンスをする場面によく出会ったけど、緊張する事はほとんどなかった気がする。なぜかは分からないけど。もしかしたら、聴いているかどうかは分からないが、聴いている人たちは、知っている地域の方たちだし、私自身がお祭りで楽しんでいて、アナウンスする時は私の近くに誰かが居て支えてくれて、私自身が自由にのびのびとやっていたりしたからかなって思う。そして、終わったあとは、年配の方たちが褒めてくれて、うれしい気持ちになったからだと思う。

 この他に思うことは、今までの人生の中で自然を感じる1年だった気がする。春は山菜採りや山菜料理、夏はなめこの菌打ち、田植え、親子キャンプ、山小屋、秋は米・なめこ・かましの収穫、冬は雪や除雪車、スキーなどの様子を見たり、活動をしたりして、自然と共に過ごしていて、自分の知らない色々な食に携わる事ができて、楽しさと幸せを感じる日々を過ごしていた。


②人間関係の広がりについて(地域内の交流・イベント参画・伝統文化行事など)

 白峰は、毎年受け入れているから、「今年の協力隊の子だね。」ってすぐに覚えていただき、受け入れてくれる。その中でも、毎月発行している公民館だよりは、「緑のふるさと協力隊」の記事を載せていただき、地域の方々が読んでくださっているし、顔写真も載るので、それなりに認知度が高い気がする。毎月原稿を書くのが少し大変だったが、皆んなが楽しみにしてくださり、感想を言ってくれたりするので、うれしいし、ありがたい存在であった。クラブやサークルに入ったのもよかった!入ったことで、それまで関わりがなかった人と関わる事ができて、人脈が広がった感じがした。

 民謡の踊りは、2種類覚える機会があり、披露する場もあり、着物も着る事ができてうれしかったし、楽しく踊ることができた。その土地で、古くから伝わる踊りを踊る機会があり、今までそうゆう機会が無かったので、うれしかった。「発表本番で失敗したらどうしよう」って、協力隊前はよく思うことがあった気がする。でも、協力隊で踊りの練習をしている時に、「本番は失敗してもいい!とにかく楽しそうに踊って、楽しめ!踊っている人が楽しそうに踊れば、観ている人も楽しめるから、まずは自分が楽しみなさい!失敗した時に、自分自身が失敗したという顔をしたらバレるけど、堂々と踊っていれば、そうゆう踊りなんだってお客さんは思うから、大丈夫!失敗しても堂々と楽しく踊っていれば大丈夫!」って、私に助言してくださった方がいて、それから失敗を恐れずに、楽しく踊る事に専念できた。





 白峰公民館や社会福祉協議会との活動のお手伝いをすることで、たくさんの地域の方と交流する機会があり、最初は全く分からない人たちが多かったが、だんだん分かるようになり、地域の方も道であった時などでもお話をしてくださり、うれしかった。また、尾口公民館との合同もあり、色々な方たちと関わる事ができた。
 クラブやサークルなど今までやったことのないことに新たな挑戦なので、最初はできない事から始まり悔しさと不安が大きかったけど、それがだんだんできるようになるので、どんどん楽しくなった。

協力隊って、人生の中でなんでも挑戦できるいいきっかけを与えてくれる存在である。

③協力隊応募時の自分と今の自分を比較して、どのような変化があったか

 応募時は、仕事と家の往復とごく稀に友人と遊ぶだけの生活だった。しかし、今は違う。小さい子から年配者の方までたくさんの地域の方たちと、活動を通す通さない関係なく、関わったり、夜にミニバレーや三味線、踊りなどがあったり、友人と遊んだり、青年団に入ったり、飲み会があったりと、色んな事をして生活をしていて、人生を謳歌している。そして、総括研修に行く前には、「気をつけて東京に行ってらっしゃい。」って、家族以外の人が声をかけてくれる人がたくさんできて、すごく幸せ。応募時は、1年経ったら、地元の名古屋に戻るって思っていたけど、今は白峰に戻りたいって思う!白峰は、私にとって、第二のふるさとで、家族的な存在の方がたくさん住んでいるまち。

④これからの進路に与えた影響

 暮らしてみて、すごい楽しくて居心地が良くて、もう少し地元に戻らず白峰で暮らしてみたいって思えたこと。なぜ、そう思えたのかを考えると「人」だと思う!
地元で暮らしていた時は、地域の方との交流があまりなかった。でも、白峰に来て、地域の方々との交流がたくさんあった。普通にお家に遊びに行って、夕ご飯や昼ごはんをご馳走になったり、いっぷくしたりと、今までの地元での暮らしの生活とは違っておもしろい。



 あとは、私は働きながら通信大学で教員免許の取得を目指しているから、地元に帰って正社員やパートで働いた時に、教育実習などで長いこと休みが取れるか不安だけど、白峰だったら、慣れ親しんだ場所であり、人手不足のところで、あちこちでパートをして、自分の都合で休みが取れやすい気がした。だから、自分の資格取得の両立がしやすいと思ったから、取り敢えず1年白峰に残ることにしたのも理由の一つである。
 1年後は、まだ、どこで何をするか分からないけど、1度しかない人生の時間を後悔せずに大切に過ごしたいと思う。緑のふるさと協力隊に出会えて、応募して30期になって、白峰が派遣先で、全てが本当によかったと思う。ありがとう。

 緑のふるさと協力隊の事務局の方、そして関係者の方、受け入れをしてくださった自治体の方、地域の方、家族のみんな等、私たち30期、全員を見守りいただき、支えていただき、私たちのことを思っていただき、本当にありがとうございました。無事に全員で最後まで楽しく充実した総括研修を迎えて、終える事ができました。本当にありがとうございました。



 そして、30期のみんな、みんなと出会えて本当に良かったし、今まで色々ありがとう。素敵で最高な1年を過ごすことができたよ。これからもよろしくお願いします。

 私は、2023年度に緑のふるさと協力隊の30期のメンバーになり、石川県白山市白峰に派遣していただき、今まで以上に「笑ったり、笑顔になる時間が増えた!!」1年を過ごす事ができて、幸せな人生を歩む事ができました。そして、漢字1字で表すと「笑」を選べる年になりました。本当にありがとうございました。


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