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ウチのまち・むらのココが好きⅠ

協力隊として、派遣先で暮らしていると、たくさんの『魅力的なもの』に出会います。それは風景だったり、郷土料理だったり…

隊員たちが気に入っている地域のおススメを教えてもらいました。

岩手県一関市・尾畑さんのおススメ

郷土料理「かにばっと」作り

一関市花泉の郷土料理といえば、色々な味付けの餅料理が有名ですが、私のイチ押しは「かにばっと」と呼ばれるカニ料理です。「かにばっと」は、岩手県の北上川で獲れたモクズガニを出汁に使った「はっと汁(すいとん汁)」です。花泉でも作れる人は珍しく、食べたことのない人もいる程です。こうした「かにばっと」作りを、「緑のふるさと協力隊」でカニの漁から体験することができました。

秋が深まってきた頃、農業の傍ら30年以上モクズガニを獲っているという方に連れられ、北上川へカニ漁に行きました。職人の手作りだという舟に乗せてもらい、広い北上川を巡り、カニを採取。なんと1度に20匹以上捕獲しました!舟で風を切っていく感じが気持ちよかったです。

短期体験プログラム「若葉のふるさと協力隊」では、参加者と農家さんのお宅にお邪魔し、カニを生きたまま解体するところから「かにばっと」作りを体験しました。解体した手足や甲羅でとった出汁に、指でちぎった「はっと(すいとん)」を入れていき、茹でて作りました。

出来上がった「かにばっと」は想像よりもクセが強くなく、本当に美味しかったです!農家さんが卵の張り付いた甲羅に日本酒を注ぎ、それらを一緒に飲んで、「んめぇ」と言っていた姿が印象的でした。(一関市・尾畑翼)


岡山県鏡野町・福井さんのおススメ

鏡野町は4つの町村が合併してできた町。カラフルなところが好きです。
合併してできた町なので縦に長く、気候・自然が多様で、季節ごとにはっきり変わる景色がカラフルです。地域ごとにその地域ならではの雰囲気があり、おもしろい人が沢山いて多様で自由な様子もカラフルだなと思います。その全部をひっくるめて最近は、「鏡野はカラフルやなぁ」と自分の中で思う・表現することが多く、鏡野の好きなところです。

鏡野の南の方と、現在私が住んでいる北の方(上齋原)でおよそ4~5℃気温が違ったり、移住してきた人が多いこと、多趣味・多才な人が多いこと、その一方で、まだまだ良くしていける部分も沢山ある町だと思います。

違いが分断ではなく、団結になる町になって欲しいし、少しでも自分ができることはやりたいなと町のことを自分事に考えられるようになったのも、これまでに知り合えた人・本当に色々な対話を重ねてくれる人がいたからだと思います。

協力隊として鏡野町にいることができる時間の方が短くなってきましたが、これまでに感じた「好き」を抱きしめながら、まだまだ「好き」を見つけていきます!


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