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【宮崎県日之影町】現役隊員からあなたへ

現在日本各地で活動している30期10名の隊員たちに、次の協力隊になるかもしれない "あなた" へ向けてメッセージを書いてもらいました。

3人目の今回は、宮崎県日之影町で活動中の森琴子さんからです。



”なんとなく”から抜け出すために

私が緑のふるさと協力隊に応募したきっかけは、“なんとなく”でした。

私は自分の気持ちを言語化することが得意ではありません。
そのため、応募した当時は理由を尋ねられても「なんとなく良さそうだと思った」とか「これだ!と思った」とか、理由にもならない理由しか答えられませんでした。

しかし、緑のふるさと協力隊として半年を過ごした今、応募当時を思い返すとその理由は「毎日を踏みしめながら歩いている人の暮らしを感じたかったから」だったのだと思います。


私が緑のふるさと協力隊の求人を見つけた日本仕事百貨のサイトには求人と一緒に、緑のふるさと協力隊として過ごしている人のコラムが掲載されていてました。そこには日々の暮らしを丁寧に生きている人がいました。

私は、緑のふるさと協力隊として日之影町に来るまで、比較的都市部に近いところで大学生として生活していました。

なんとなく毎日が過ぎていて、気づけばもうすぐ就職活動というタイミングでした。このままなんとなくでも過ごしていれば、就職して幸せな人生を歩んでいけるかもしれないとも思いましたが、一方でただ流されてした選択や自分の人生に対して責任を取れる自信もありませんでした。

そんな時、緑のふるさと協力隊の応募を見つけ、協力隊として日々を丁寧に過ごしていく中で、1年後の自分は今よりも責任を持って選択できるようになっているのではないかと思いました。



我ながら思い切った選択をしたというのが今の思いです。

なんとなくで来てしまったため、覚悟も心づもりも何もありませんでした。
そもそも人見知りで初めての環境は全然得意ではありません。

それでも、緑のふるさと協力隊として日之影町へ派遣されて、なんとか活動出来ているのは支えてくれる人が沢山いるからです。

全国各地で頑張っている同期がいます。
派遣先には私のことを心配してご飯を食べさせてくださる方やいつも励ましてくださり相談にのってくださる方たちがいます。そして、東京から私たちの活動を見守り、いつも話を聞いてくださる地球緑化センターの職員さんがいらっしゃいます。

緑のふるさと協力隊に興味があるのなら、ぜひ応募してみてください。

今まで経験したことのないことをする毎日は大変なこともありますが、それ以上に発見と驚きに満ち溢れた楽しい毎日です。まだ半年しか経っていませんが、日々の暮らしの中で自分自身の小さな変化を感じられることもあります。

緑のふるさと協力隊になったら、きっと想像以上にたくさんのものを得られる日々になるはずです。



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