BOOK 世界の見方 インド2
世界一の大国になろうとしているインド
数学に強い 、ITに強い
いろんなイメージがあるが
苦難と長い歴史の中で
作り上げられてきた民族文化がそこにある
バラモン教から始まった
ヒンズー教が大半を占めるが
その中で カースト制が
長い間 民衆の生活とともにあった
カースト制は ジャーティーとなり
職業分配 という
今で言う ワークシェアリング 的な
意味合いもあると言うが
長い間 差別されてきた
蔑まれてきたカーストの最下層シャードラや
カースト外とされた人々がいた
また 男尊女卑の 文化 習慣は今も残ってる地域がある
一方で大学の枠として
被差別階級の人の枠があったり
大統領をその階級から選んだりという
進んだ考え方をもっている
その信念は独立の時の精神にあるだろう
モディ 首相は最下層の出だが
その就任演説で
女性のトイレを全国に整備すると宣言
女性のトイレは穢れとされ
場所がなく 草むらでしたりしていた
州の力が強い インドにおいて
腐敗をとめるため
突然 高い 高額 ルピーの
使用を停止するという政策で
不正やマネーロンダリングを止めた
国は大きく 混乱したけれども
民衆はその想いに共感したことだろう
2000年問題の時に IT の力を身につけ
アメリカのアウトソーシングの場所として作り
インド工科大学 1万人のエリートを輩出し
IT国家として確立した
ここ数十年のことだ
今は カースト制は
その身分というよりは 職業分類として
残っている
ITのような新しい分野は
その分類に縛られることなく
自由にできる
その長く縛られてきたもの
新しいものとの融合が面白い
信仰心は根付いておりは
イスラム教の パキスタンとの間の対立
中国との国境 の対立
1960年代70年代80年代と続いて起こってきた
特に カシミール地方は
その国境が曖昧で、独立の際に元々いた
地主のような人達を巡りどちらに着くかで対立し
パキスタンとインドの間で取り合ったし
中国が攻め込んできて
またアメリカが 敵の敵は敵と混乱させた
アフガニスタンにタリバンを
発生させたのは パキスタン だし
東と西にあった パキスタンは
東が バングラディッシュとして独立
間に位置するプータンは
インドが支援している
ガンディ が求めた民族 一つになり
宗教を自由にし 認め合う
そんな理想国家を出したいけども
できないもどかしさも感じている
どうであれ まだ 平均年齢は20代
まだまだこの国は
新しい姿に形かえながら
国の問題を解決していきながら
世界を変えていく一つの力に
なっていくことだろう