かるがも団地『M.O.S.ヤングタウン』のこと
久々のnoteです。出演していた劇のことについて書こうと思います。
ほとんどネタバレにならないことしか書きませんが、気になるなら読むの注意してね。
先日出演していたかるがも団地第7回本公演『M.O.S.ヤングタウン』が終演しました。6/15-18まで、全部で7回本番がありました。
space EDGEというところで上演して、全ての回で席が満席で本当にびっくりでした！
ご来場いただいた皆様本当にありがとうございました。
予約開始から、本番の1ヶ月前にはチケットが完売して、増席してもその度に予約で席が埋まるという…！近年の小劇場演劇ではほとんど見ないチケットの売れ方で、驚きました。
本当にありがとうございました！！
もっとやりたかったし、もっとたくさんの人に見せたい劇でした。いつかもっと大きな劇場で、豪華にどどんとキャスト変わらず再演して欲しいなって思います。良い座組でした…！
僕が演じていたのは堀之内おかあさん／無線部長井／ラーメン屋まるじゅう店主／街の人／鹿島の同級生／南中生徒という役たちでした。
本当、どの役を演じるのも楽しくてめちゃくちゃ最高でした…！！
あと語りみたいになっちゃうのですが、よかったら読んでください。
メインの役が堀之内おかあさんという役でした。
台本もらった時本当びっくりしました。中学校の劇だってことは知ってたから、中学生役かぁ〜もう26歳なのにキッツいなぁと思ってたらおかあさん。
ガラスの動物園のアマンダみたいな役かなと思ってたら全然違いました。いつかアマンダやりたいです。トムの方がやりたいです。
びっくりしたのと同時に嬉しいのとむずいなぁと思いました。
嬉しいのは、僕がおばちゃんの役とかとにかく得意で、学生の時は落語をやったりしていたのですがおかみさんが出てくる演目を積極的にやっていたのです。僕はおばちゃんとか、そういう人が大好きだし、おもろいと思ってるから。
だからかるがも団地が僕の得意なことを面白がってくれているんだなーと思ってすごく嬉しかったのです。初めてかるがも団地に出演したときも、モブで宮野ちゃんの母という役を演じてました。
同時に難しいのは、お母さんという存在を男性の俳優が演じることの危うさや、お母さんという存在をどう描くかということでした。テンプレートのお母さんをやってはいけないなーて思ったり、理想化された家族像みたいなものを押し付けることも良くないなぁと思っていました。
僕は脚本家じゃないけど、藤田さんとも脚本についてだったり堀之内おかあさんのことについて喋ったりして、すごく良いクリエーションになったなぁと思います。
お客さんにたくさん笑ってもらえたり、おかあさん好きだったなーって言ってもらえて本当に本当に嬉しかった…！ありがとうございました！！
こういうのを当たり前じゃないと思って、大切にずっと覚えていたいです。
僕の母は観に来てくれたんですけど、ルマンド食べてるとこで笑ってたらしいです(ありがたい)。
今僕は実家に住んでいて、とにかくご飯が量でてくるんです。
個人的にはそんなに食べたくないし、痩せたいし、でも申し訳なくて食べてるんですよね。何回もそのことで喧嘩してるけど、母は僕がご飯を食べてるのを見るのが一番安心するって言うんです。それ言われたらもう食べるしかないというか…！！
一人暮らしをしていたとき、僕は今よりすごく細くて、メンタルも結構疲弊していたんですがその時の様子がショックだったんだって。
堀之内おかあさんがなんでたくさんご飯を食べさせたいのか、すぐわかりました。
帰ってくるまで起きて待ってるのも母に似てます。申し訳なくて、ごめんって思ったりいいのに！って怒って喧嘩したりしちゃうんですよね。母も楽しんでくれてうれしかったなー。
あと無線部長井役もやりました。無線部長井、マジで最初必要なのかわからなかったけど完本してめちゃくちゃ重要なことを言ってて草でした。ビジュが悪すぎてお客さんに怖がられないか不安でした。
多分こいつ友達少ないし相手にされることそんなに多くないけど、南中にいれてよかったなぁと思います。無線部長井を起こしてくれるみんな優しいなぁ。
こういう子って本当に中高にいるとおもいます。なんなら自分は元々こういうタイプだったような気もします。
このタイプの形の眼鏡かけてる人は、本当に注意してください！！おしゃれじゃない！！！！顔の印象が最悪すぎる！！！清潔感を大切にしましょう！！！！
あとラーメン屋です。めっちゃ楽しかった〜。
ラーメン屋のエチュードやったとき笑いすぎて死ぬかと思った。
稽古場でもどれくらい聞き取れるようにするのか話し合ったし、字幕を出すか検討するくらい謎のシーンでした。カットされなくてよかった〜。
店長のシーン前の早替がいちばんシビアでとにかく焦りました。自作のラーメン帽子つくって対策しました。ラーメン屋楽しかったなぁ〜。
まるじゅうは実際に存在するお店なので行ってみたいなって思います。多分店員さんそんなに話しかけてこないと思います。
ほんと頑張ったアピキモいかもだけど、着替えがとにかく多くて全部で21回着替えました！舞台上でも着替えました！こんなの初めて！
着替え表を残しておきます。
全ての出ハケで着替えてました。早替得意技術になりました。
6月入ってから300回以上着替えてます。
そんなこんなで終演しました。
本当ありがとうございました！！かるがも団地は本当に良い劇団です。座組のみんなは最高の俳優たちです。
実は今作の配信映像が今販売中です。ぜひ買ってご覧ください。めちゃくちゃ大好評だったので色んな人に楽しんでいただける作品だと思います。
配信で¥2200は安くない金額だとも思いますが、本当によろしくお願いします。
感想ツイート全体的に読んでます。webアンケートも全部読んでます。
みなさん本当にありがとう！
応援してるキャストを長井健一にしてくれると助かります。めっちゃ助かる！お礼させてくださいね。
【日時】
2023年
6月18日（日）17:00 初回ステージアーカイブ配信
【チケット料金】
配信 2,200円
【スタッフ】
舞台監督：加藤葉月
照明：緒方稔記（黒猿）
音響：おにぎり海人（かまどキッチン）
衣装・宣伝美術：古戸森陽乃（かるがも団地）
宣伝写真：藤田恭輔（かるがも団地）
撮影・編集：松本佳樹（世田谷センスマンズ）
撮影：北林佑基（世田谷センスマンズ）・中村元彦
配信技術：高畑陸（ニュービデオシステム）
制作：宮野風紗音（かるがも団地）出演者
奥山樹生
瀧口さくら
北原州真
波多野伶奈
長井健一
中嶋千歩
浦田かもめ
樋口双葉（マチルダアパルトマン）
北川雅
小日向春平
大西薫
岡本セキユ
宮野風紗音（かるがも団地）
あと今回の長井の芝居が気に入ってくださった方は是非出演オファーをください。
そして、芸能事務所や劇団に所属してみたいなって気持ちが今一番強いです。
たくさん活躍できるようにさらに頑張っていきます。いつも応援してくださる方みんな本当にありがとうございます！これからもよろしくお願いします。
長井健一
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