平川三十

なにか思いついたら、その思いついたことを。何も思いつかなかったら、そういうときはおとな…

平川三十

なにか思いついたら、その思いついたことを。何も思いつかなかったら、そういうときはおとなしくしてます。 https://hints.hatenablog.com/

最近の記事

不要不急の僕たちは。

自慢ではないが(いや、本当に自慢にはならないのだが)、僕は、子供の頃から今に至るまで、これといって特長がない、というか、他の人と較べてものすごく秀でたところ、際立つところのない人間として生きている。これまでの人生はそうだったし、今後の人生についてもきっとそうだ。 僕は今、古い雑居ビルに事務所がぽつんとあるだけの小さな会社に勤めている。作業はテレワークで行い、ほとんと自宅で仕事をしているのだが、そのおかげなのかなんなのか、自分の体のゆるみ方がハンパないことになってきて

    • 感染してもしなくても。もしくは一カ月ぶりに出勤して思うところ。

      およそ一か月ぶりに出社してまず思ったのが「言葉が口から出てこない」ということだ。 もちろん、自宅待機期間中にまったく会話をしなかったわけではなく、日用品を買いに行けば店員に声をかけたりかけられたりするし、そもそも家族とはそれなりに会話はしている。会社での会話で使う脳はそれらの会話では使用されていなかったようで、久々に稼働した脳のその部分が盛大に空回りする音が頭の中から聞こえてきた。 口がまわらずモゴモゴとした音を発していた午前中は、連日通常勤務していた面々にはさぞ不気

      • 自宅待機期間に得た貴重な気づき。もしくはあいみょん認識率80パーセント。

        ふと気が付けばもう5月である。 ということはつまり、緊急事態宣言に伴う自宅待機生活に入って一か月弱、ということだ。なんともはや、過ぎてしまえばあっという間である(「あくまで個人の感想です」というやつかもしれないけれど)。ちなみに、連休明けの出勤体制がどのようになるのか、まだはっきりしていない。一日おきに出社、という案が採用される可能性が高いらしい。 いや、そんなことはどうでもいいのだ。 ……いやいや、本当はどうでもよくはないのだ。 会社員として、この状

        • コーヒーだけを、だらしなく。

          それがカフェでも喫茶店でもいいのだけれど、コーヒーが飲めるお店を探している。 ほどほどにおいしいコーヒーを飲めて、ちょっと長めにのんびりできるお店がいい。 もちろん、コーヒーはおいしいほうがいいが、僕は自他ともに認める舌バカなので、ほどほどでも特に問題はない。ただ、まずいのは困る。飲みにくいから。 お店の店主さんが出してくれるものはコーヒーだけ、というお店がいい。内装も、そこそこ小ぎれいであればいい。 たとえば、「充実した毎日を送るためのちょっとしたヒント」とか「(わかる

        不要不急の僕たちは。

          常連さんにはならないで。

          薬をもらいに病院に行く。 そこは自宅近くの総合病院で、飲んでいる薬がなくなりそうになると行くことにしている。特に予約はしないが、診察開始時刻の9時に行けば診察と調剤の待ち時間を含めても9時半には帰ることができる。 内科の待合スペースでぼんやりと名前を呼ばれるのを待っていると、「あらー、来たなら声かけてくださいよー、冷たいじゃないですかー」という少し大きめの声が聞こえてきた。反射的に声のしたほうとその声が届いたであろうほうを確認すると、若い女性の看護師がおじいさ

          常連さんにはならないで。

          テステス。 こんにちは世界。

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