読者が安心して決断できるよう、最善の方法を書き手が示す重要性(1月5日_走り書き日報)
今日の以下の文章に目が留まりました。
自分が作った動画を公開する前の設定で「子供向けコンテンツ」かどうかを尋ねられるので、該当するなら「はい」、該当しないなら「いいえ」と応えよう、ということを伝えたかったようです。
その主旨はおおよそ理解できました。
しかし、ここで少し問題に思ったのは、読者が「自分はどちらを選べばよいのか」をすぐに理解できない可能性があるという点です。
・「はい」を選択し、言い換えると自分の動画が「子供向けコンテンツ」であると示すと機能的に何らかの制限がかかる
・それに視聴者あるいは投稿者側がなんらかのデメリットを被る可能性がある
・だからどうすればいい?・・・?
そこまで結論づけなくても、自分の動画が「子供向けコンテンツ」でないのであれば『いいね』を選択したほうがいいんだな、と読者はすぐに理解できそうです。
しかし、読者は失敗したくないから、結果のわからないこと、オススメされていないことはしたくありません。
「子供も見る可能性もあるかもしれないから、念のため『はい』にしておいたほうがいいのでは・・・?」など、私たちが思ってもみない方向に心配の枝が伸びていくことも多いです。
つまり、ここでは「『はい』を選択すると一部制限がかかるから、子供向けコンテンツではない場合は『いいえ』を選択しよう」という一文がさらにあると、ユーザーが操作手順を迷わずに進められるようになりそうです。
ということで、今日の業務中にメンバーの方に上記の件について相談し、文章を少しリライトさせてもらいました。
情報だけを提供して、ユーザーに決断を委ねるのがいつでも間違いとは言えません。
例えば社会問題を提起する、多様な意見があるトピックに対して意見を述べる、などテーマや内容によっては必要な手法になり得そうです。
しかし今回のように、操作手順を説明する、●●の選び方を紹介するなど、ユーザーが特に「正しい方法を知りたい」「失敗したくない」と思っている内容については、書き手側が最後まで答えを書き切ってあげることで、ユーザーが安心して選択できるようになります。
それは、結果的に記事への信頼感にもつながりそうです。
自分も普段「ムニャムニャ・・・」と言葉を濁しながらしゃべりがちなので、話し言葉でも気をつけていきたいと思います。
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