タイムスリップ系では割と面白かった!「ザ・コール」

時空を超えて旅をしたり、同じ空間にはいるけど異なる時間にいる登場人物たちが出てくるタイムスリップ系の映画って、意外とたくさんあるけれど、世界観が難しかったり、「あれ、今どうなっているんだっけ」と答え合わせがいるものが多い気がします。

最近だと、クルストファー・ノーラン監督の「テネット」なんかも大きな意味ではタイムスリップ系の作品かと思います。(おもろしかったけど、めちゃくちゃ難しかった…)

そんななか、韓国映画でパク・シネ主演の「ザ・コール」は、そういったタイムスリップ系では結構話(時間軸)がシンプルながら、ミステリーとしての完成度も高く、また女が強い!という点でも新しくて、非常に面白かったです。

一本の電話で20年という時間を超えて同じ家でクラス女性が繋がり、お互いの運命や環境を変える選択が、二人の人生に大きな影響を与えていくという内容です。ミステリースリラーと言われるだけあって、ちょっと怖くてドキドキするところもありますが、最後まで(エンドロールまで)見逃すことができない作品でした。

主演のパク・シネも素晴らしいのですが、私はヨンスクという、パク・シネ演じるソヨンの家に20年前に住んでいた女性(ヨンスク)を演じたチョン・ジョンソの演技に引き込まれました。物語が進むに連れて、彼女がどんどん狂っていくのですが、その狂い方が絶妙に怖くて、パク・シネと同様、どんどん私も追い詰められました。ヨンスクの母親役で出ているイエルの怪演というか、存在感もすごい!出演時間は短いですが、十分顔が忘れられないくらい印象に残っています。

この作品は女性の登場人物が多く、いい意味でも悪い意味でもみんな強いのも特徴で、タイムスリップ系の作品はたくさんあるけど、そういった点でもとても新しく、今風の作品だなと思いました。

Netflixにあるので、よかったら見てみてください〜!

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