思い出し考察
小学生の時、担任の先生が何かに怒って、授業を放棄して教室を出ていってしまったことがある。
クラスのみんなは、一瞬ポカンとして、
それから
「先生をあんなに怒らせちゃった…謝りに行こう」
などという声がしだして
みんなでぞろぞろ、先生に謝りに行った。
一瞬のポカンとした時間が
もはやすべてだと思うが、
みんなは正直べつに焦りも反省も
これといってなかったのではないだろうか。
わたし一人だけが思っていたのなら
大変不謹慎なこどもだったと思うが
あの時の全体の感情は
「あんなに怒らせてしまった……」
ではなく
「あーあ、出てっちゃったよ…」
であり、
「謝りに行こう」
というよりは
「やれやれ、迎えに行きますか」
だったと思う。
そうやってわたしたちは
常識的な善悪を学び、
厄介事の対処法を適度に身につけた
とも言えるのでは…?
ひねくれたこどもだな
と言われてしまうかもしれないが、
本当にそんな空気だったと思う。
だから、怒って出て行き謝りに来させるという指導法は
ちょっとイマイチかもしれない。
思い出し考察でした。
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