withシルバーこそが持続可能性の鍵

おはようございます!

今日は【10月9日発行シルバー新報3面-サービスBで多世代の拠点推進、手厚い補助で市内69ヶ所-】についてです。

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↓今回の記事のまとめ↓
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☑️横浜市では総合事業の住民主体サービス(サービスB)を地域に増やしている。
☑️活動費(年60万円)の他に月10万円の家賃の支給など条件による手厚い補助をきっかけに住民による高齢者支援の動きが広まっている。

以上のまとめを踏まえて私見です↓

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▽withシルバーこそが持続可能性の鍵
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今回は横浜市の総合事業に関する記事についてです。

市町村がこれからやろうとしていることや民間団体が補助金を得るための具体例となる記事ですが、僕なりにまとめておきたいと思います。

介護保険制度から要支援の訪問介護と通所介護は、市町村の事業として、訪問型サービス、通所型サービスに切り離されました。

単に切り離された訳ではなく、サービスの類型が設定され、従来のようなサービス(予防訪問介護や予防通所介護)の提供はサービスA、新しく住民主体によるサービスの提供をサービスBと設定されました。

今回の記事はそのサービスBについてです。

以前の投稿でも触れていますが、総合事業は今後、要介護者でも利用を想定していることや利用料の上限を弾力化していくことになっています。

高齢者の方がベースに使うサービスとして、総合事業は普及するんじゃないかと思っています。

記事でも、横浜市の補助の試みは『要支援者を介護保険の対象としてのみでなく、地域の一員として受け入れて欲しいというメッセージである』と記載されています。

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どんなサークル、クラブでも高齢者を迎えるように設計されていく
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今後、少子化の流れを止めることができなければ、高齢化率は上がり続け、ボランティアにしてもビジネスにしても全ての活動に高齢者がいらっしゃることが前提になっていきます。

ママ友サークルに大先輩の高齢の方が参加している。
自転車やウォーキングクラブ、観光ボランティアに高齢の方が活動され、短時間のコースがメインとなる。
塾の講師や自習の補助、少年野球や料理教室など…様々な活動のほぼ全てに高齢者の方が関わり、適度な活動が中心の世の中になっていきます。

いまは総合事業として補助金を設定していますが、何年かすれば、高齢者を迎え入れてることが基本となっていくでしょう。

新しい建物がすべてバリアフリーになったように、新しい活動は『withシルバー』であることが当たり前になっていくように思います。

高齢の方も一緒に活動できるように設計しなければ持続可能な活動ができなくなるからです。

高齢者の方を一員として迎え、一緒に活動する。
日本はそんな未来が待っているんではないでしょうか。

ケアマネとしても他人事ではありません。

IT化も内容によっては『withシルバー』に反する!?
介護業界も高齢化が進んでいるので、とっくにその発想な気はしますが。

記録や情報の共有の仕方はスピードや量ではなく、見方やデザインなどを重視する。
活動のあり方も大きさや回数ではなく、ゆとりを持つことが求められる。

全世代が過ごしやすい世の中を作っていきたいですね。

では、いってらっしゃい!

#介護 #ケアマネ #在宅 #コラム #IT #withシルバー

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