ケアマネジャーの報酬について
おはようございます!
今日は【10月13日発行シルバー新報3面-居宅介護支援費の増額を-】についてです。
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↓今回の記事のまとめ↓
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☑️東京都介護支援専門員研究協議会は、次期介護報酬改定に向けて、ケアマネジャーの処遇改善を求める要望書を田村厚生労働大臣に提出した。
☑️都内の平均賃金に相当する報酬を得るため、居宅介護支援費(I)は要介護度に関わりなく、103単位の報酬増を求めた。
以上のまとめを踏まえて私見です↓
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▽ケアマネジャーの報酬について
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今回の記事ではケアマネの報酬をあげるよう厚生労働大臣に要望した内容が記載されています。
理由は、都内の平均給与額よりケアマネジャーの賃金は低いため、平均給与にするために報酬のベースアップするように要望しています。
都内と全国で平均給与は違うのでなんとも言えませんが悪くない攻めだと思います。
ケアマネは国家資格ではありませんが、超高齢化を迎えている日本の介護保険を担う専門職なので平均賃金はあってもいいでしょう。
僕が言いたいのは今の報酬のままではケアマネの成り手は減る一方だということです。
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ケアマネジャーの立場は逆転している
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ケアマネジャーの仕事は基本的にはプランを作ること、サービスの手配をすることです。
僕がケアマネとして働き出した頃は、営業マンが事務所に来て、サービスの空き状況を教えてもらえたり、その場でサービスの依頼が決まることもありました。
ケアマネジャー自身が連携しやすい事業所を選び、仕事を振ることができていました。
しかし、いまは事業所を選ぶことはほとんどできません。
連携しやすい事業所は人気があるため空きはなく、土日の訪問介護サービスを依頼しようものなら事業所一覧の片っ端から連絡してお願いすることもあります。
立場が逆転し、取り付く島のない仕事先を見つけてくるというつらい役回りを担うことが増えています。
給料も訪問介護事業所のサービス提供責任者がケアマネジャーの給料を上回ることも少なくありません。
そんな中、ケアマネジャーを目指す人、続ける人はどれだけいるでしょうか。
合格率は20%を下回り、資格の更新は研修、研修、研修で更新する度にお金もかかります。
何でも屋になってしまうこともありますが、その頑張りは給料に反映されることはありません。
直接サービスする訳でもないため、感謝されることも少なかったり…。
それでも前を向いて、利用者様と事業所の間に立ち、パソコンにしがみついて日々奮闘しているケアマネジャーをもっと評価して欲しいと思います。
今までしていた仕事の負担は増え、今後はもっと多様な役割を期待される職業であるため
、基本の報酬の増加、さらに加算や手当てなどで伸びしろもあるような報酬になるべきです。
次の介護報酬改定では、ケアマネの処遇改善が実感できる内容であって欲しいと思います。
では、いってらっしゃい!
#介護 #ケアマネ #在宅 #コラム #介護報酬改定
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