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人材不足が招く既得権益

おはようございます!

今日は【10月9日発行シルバー新報1面-施設整備にストップを すでに供給過剰、総量規制必要-】についてです。

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↓今回の記事のまとめ↓
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☑️神奈川県高齢者福祉施設協議会は介護保険施設と居住系サービスの定員数を調べたところ、既に第7期介護保険事業計画の計画量を上回っていることが明らかになった。
☑️無駄な施設整備は深刻な人材不足に拍車をかけるだけで、実態に即した計画の見直しや総量規制を求めている。

以上のまとめを踏まえて私見です↓

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▽人材不足が招く既得権益
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今回の記事では、神奈川県内全域の介護保険施設と居住系サービスの定員数を調査すると、計画量を大きく上回り、無駄な設備投資が深刻な人材不足に拍車をかけると掲載されています。

高齢者の方の数、要介護者の数は今後右肩上がりに増えていきますが、施設の数は計画的に増やしていかなければ、分散してしまい、従業員の数が追いつきません。

今回は市町村が調査したのではなく、高齢者福祉施設協議会が調査し、県や市に総量規制を求めています。

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やっぱり深刻な人材不足
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サービスの供給過剰は、需要の取り分を多くの事業所で分け合うので賃金の上昇などサービス事業の改善は期待できなくなります。

ただし、介護業界は今後も仕事は増え続けるのである程度は需要が追いつきます。

そう考えると、やはり深刻なのは人材不足です。

今回の問題も人材が足りていれば、総量規制などせず、施設同士で競合すればいいだけの話だったはずです。

今回の高齢者福祉施設協議会の意見は、新たな規制を作り、地域ごとの整備数に歯止めをかけるべきだと訴えています。

無計画に進めるのも良くないと思いますが、規制をかけて競合が起こりにくくなるのもよくないなと思います。

業界自体が良くならないと人材不足も離職率も改善しません。
ある程度競合できる余地は残し、長く働きたいと思われる事業所が互いに競って欲しいなと思います。

元ZOZOの前澤さんが介護の課題やITに関するツイートがありましたが期待する方も多かったんではないでしょうか。

それこそ無計画に何か事業を立ち上げられたらたまりませんが、介護業界も新規参入など様々なインパクトは必要だと思います。

既得権益のように、いまの事業が努力もなしに潤い続けるような計画にならなければいいなと思います。

では、いってらっしゃい!

#介護 #ケアマネ #在宅 #コラム

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