書くことで個人の競争力を培うことはできるのだろうか。
ライターの書く意義は「変化のきっかけ」をつくることだ。と西島さんは言っていた。
ドキッとした。この言葉を聞いたのは2度目だ。
明日のライターゼミというライティング講座の初回に、講座の企画者である西島さんが「なぜ書くか」について話してくれた時にまず初めに言っていた。
西島さんは、電通に新卒で入社し、2007年に独立。現在、クリエイティブディレクターをされている方だ。
明日のライターゼミは昨年スタートしたライターのためのライティング講座だ。今日はその新・明日のライターゼミ(4期目)の第1回目の講義だった。
ライターの書く意義は「変化のきっかけ」をつくることだ。を聞いた1度目は、ちょうど1年前(3期受講)の今頃だった。
文章を書くことに興味を持ち、明日のライターゼミを受けたとき、はじめての講義で西島さんが言っていたのだ。
そのときは「そうなのか」「なるほどな」と思っていた。ライターの人はみなこういうことを意識しているのか、と知った気になっていた。
それから一年経ち、私はゼミをきっかけに西島さんが編集長をつとめている「街角のクリエイティブ」で、映画評を書かせてもらっている。
寄稿させて貰う機会をいただき、今、ライターとして書かせてもらっているわけなのだが、書くようになった私は、すごくドキッとさせられた。
ライターの書く意義は「変化のきっかけ」をつくることだ。
初めて聞いたときは理解できたつもりだった。
1年後に聞いたときは「あぁ、そうだった」となった。私は今まで書くこと、つまり文章を紡ぎ出すことだけに手いっぱいだった。書くために調べること、調べたことをまとめることだけでだった。
私の文章は読んでくださった人の「何か」を変化させることは出来たのだろうか。
書くことは誰でもできる。けれど、書き上げたもので人に変化をさせられる文章は無意識でできることではないのだ。
書き出す前に、一呼吸置いて「何を変化させられるのか」を考えてみる。
このnoteは、今読んでいるあなたに<ライターの書く意義は「変化のきっかけ」をつくることだ。>ということを知ってもらい、少し考えるきっかけになったらいいな、なんて思っている。
一年前は「そうなのか」と思うだけだったのが、
今は「ドキッ」とするようになっていた。
まだ変化を作ることができる技量はないかもしれない。けれど、書くことに他人事だった私は、この一年で文章を書くことを自分ごとに出来たのだろう。
明日のライターゼミという企画によって、少し変わることができた自分を褒めてあげたい。
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