バックオフィスにもスポットライトを当ててくれる会社|1人情シスから見たMicoworks
※この記事は2022年3月25日に公開したものです。
こんにちは、Micoworks 採用担当の近藤です!
Micoworksでは、チャットコミュニケーションを通じたマーケティングSaaS「MicoCloud」を提供しています。
今回はMicoworksの情報システムチームのリーダーを務める池川 正明さんにインタビューを実施しました。
近藤 雅之(Micoworks株式会社 採用担当:以下、近藤):本日はよろしくお願いいたします。
池川 正明(Micoworks株式会社 コーポレート本部 情報システムチーム/リーダー:以下、池川):はい!よろしくお願いいたします。
近藤:まずは、簡単な自己紹介をお願いします。
池川:Micoworksで情報システムを担当している、池川と申します。大阪府生まれで、大学卒業までは関西にいました。大学卒業から5年間東京で仕事をして、2021年4月に大阪に戻りMicoworksに入社しました。
近藤:Micoworksに入ってちょうど1年ですね。Micoworksではどういった仕事をしていますか?
池川:情報セキュリティ推進をベースに、社内で利用しているアプリケーション・ネットワーク・デバイスの導入・運用や、ITヘルプデスクなど、情報システムに関連することは全て担当しています。
近藤:Micoworksは何社目ですか?
池川:Micoworksが3社目になります。
近藤:1社目、2社目とMicoworksではどのような点が違いましたか?
池川:違う点はかなりありましたね。大学卒業後、5,000名規模の不動産会社に入社し、情報システム部に配属されたのがキャリアのスタートになります。情報システム部には当時約30名が在籍をしている環境でした。その中でホテル事業の情報システムを担当していました。
近藤:5,000名規模の不動産会社ということは、いわゆる大企業がキャリアのスタートだったのですね。2社目も同じような規模感の会社ですか?
池川:いえ、2社目は打って変わって50名規模のベンチャーに転職をしまして、ここから「1人情シス」のキャリアが始まりました。
近藤:1社目、2社目の経験は今どのように活かされていますか?
池川:1社目の大企業での経験が活きている点は、大規模なシステム構成に触れることができたことですね。当然システム構成は企業の数だけパターンがあるものの、その1つの完成形を理解できていることで、それに向かってMicoworksの社内システムの規模を少しずつ拡大することができています。
また、2社目で1人情シスを経験してみて感じたことは、当然のことではあるのですが、「誰も何も指示してくれないし、自分が動かない限り何も進まない」ということですね。とにかくシステムベンダーさんに話を聞く、Webなどで情報を調べ続けるという経験が今も活きています。
近藤:1社目での経験、出来上がったシステムがある状況を知っているから、2社目とMicoworksでも全体俯瞰をしながらシステム構築ができる点が役立っているんですね!
転職の決め手は人柄と助け合いだった
近藤:転職先候補はいくつかあったと思いますが、なぜMicoworksに入社したのですか?
池川:はい。Micoworksに入社する前に、いくつか転職の条件がありました。
【1】関西で働けること
【2】職種が情報システムであること
【3】社員数が50~200名程度で、情シス部門がない、もしくは情シス部門の規模がまだ小さいこと
【4】IPOを目指していて活気のある会社であること
【5】事業内容に共感できる会社であること
いくつか転職先の候補があるなかでも、上記の条件に見事に合致したのはMicoworksだけで、もう即決でした。
近藤:入社した理由としては、条件がバシッと当てはまったからMicoworksに入社を決めたということですね。
池川:前提条件が当てはまっていたのもそうですし、選考を受けていく過程で、建前ではなく実際に活気があるということを肌で感じ、事業内容にも共感をできたことが大きいです。「この人たちと一緒に働きたい」と思ったのが、一番の決め手ですね。
面接官の人柄に惹かれた
近藤:「この人たちと一緒に働きたい」のは、どういった部分でそう思われましたか?
池川:私は冷たい関係性が好きではなくて、雑談も一緒に楽しめる関係性を望んでいるところがあるんですね。そういった雰囲気を面接選考で感じられた部分ですね。良い意味で大阪を感じられる人柄で、この人たちと一緒に働いていきたいなと思いましたね。
近藤:人柄とか人間性の部分が大きかった?
池川:そうですね。入社してからではなく、面接の段階から「大阪トーン」の本音で話し合うことができて、社員同士が上辺だけの関係性ではないと確信しました。
近藤:確かに弊社は助け合う文化がありますね!
池川:隣の人が困っていたら、どうやって助けたり解決したりしようかという、皆が率先してサポートをする流れができていますね。
近藤:そのご意見はインタビューを実施する度に出てくるので、Micoworksの特徴的な文化の1つと言って良いかも知れませんね。
Micoworksはビジネススキルが高い人が多い
近藤:先ほどは社内の文化や雰囲気についてのお話でしたが、人に焦点を当てるとしたらどうでしょうか?
池川:ビジネススキルが高い人が多い、という印象です。この印象は、これまで経験してきた会社のなかでも一番だと感じています。
近藤:ビジネススキルですか。どういった部分でビジネススキルが高いと感じますか?
池川:一番は数字で話をする傾向が圧倒的に強く、1人ひとりの発言に説得力があります。
近藤:ファクト(事実)ベースで話をしている?
池川:仰るとおりです。また、マインド面で見ても、誠実な方が多く、MICO VALUEの「WOW THE CUSTOMER」に偽りなく、綺麗ごとではなく「顧客のために」という意思を持っている人ばかりですね。
近藤:WOW THE CUSTOMERとこれに繋がる3つのバリューの体現ですね。
池川:はい、当たり前のようにMICO VALUEに沿った取り組み状況が各チームから発信されていて、普段からMICO VALUEを意識しているのが分かります。
近藤:そのとおりですね。
池川:ほかにビジネススキルが高いと感じるのは、設定するKPIの的確さですね。「この数字を追いかけていこう」など、要素を分割したりフレームワークだったり…。ビジネスの進め方が確立されていることにビジネススキルの高さを感じますね。
近藤:確かに仰るとおり、構造化された物事のなかで意思決定をしていて、どの部分のKPIが大切なのかが分かりやすいですね。
池川:正しい方向に努力をする能力が高い感じですね。正しいKPIに着目をするからこそ、ビジネスを着実に伸ばせていると感じています。
入社当初から圧倒的な裁量権を持たせてくれた
近藤:上司の印象はどうですか?
池川:私の上司はCFO(最高財務責任者)の江刺さん(Micoworks株式会社取締役CFO/コーポレート本部長)です。江刺さんの印象で強く感じる部分は「とにかく裁量権を渡してくださる」ことです。
近藤:具体的にはどのように裁量権を渡してくれますか?
池川:江刺さんは財務、経理畑だとご自身で認識をされていて、情報システムのことは池川のほうが分かっているだろうと、仕事を任せてくれるのが特徴的な方です。
例えば、あるシステムを導入することで「〇〇の効果は得られるけど、コストは〇〇円かかります。」といったことも少し説明をしてプラスになると納得して頂ければ、同意をしてくれます。
近藤:なるほど、しっかり費用対効果を説明できれば同意をしてくれるのですね。
池川:一方で、矛盾するかもしれませんが、私の説明におかしい部分や論理的ではない部分があれば、「思考の過程がおかしいよね」と踏み込んで指摘をして頂けます。
近藤:上司である江刺さんに対して、心掛けているコミュニケーション方法などはありますか?
池川:んー…私はツーカーだと思っていますね(笑)
近藤:それぐらいの関係値が築けていると。
池川:私も江刺さんも自由人気質だと思っているので、何か強制をするようなことはしないといった感じですね。
近藤:傍から見ていてもそういった雰囲気は感じます。すごく良い関係で、お互い信頼し合っているのを感じますね。
Micoworksに入社して感じた3つの大変なこと
近藤:トピックを少し変えまして、Micoworksに参画して大変だったことはありますか?
池川:入社してから大変だったことは3つあります。1つ目は、SaaS業界は本当にカタカナと英語が多いことです(笑)例えば解約のことを何故「チャーン」って言うの?などですね。
近藤:あー、なるほど(笑)
池川:「チャーンレート」も「解約率」って言えばいいじゃん。って思っていたのですが、こういった呼び方はSaaS業界全体の共通用語だと知り、粛々と勉強をしました。ですので、これからご入社されるかたは、カタカナ、英語が多いことは覚悟されたほうが良いかと思います。
私ははじめの頃、「セールス」を脳内に瞬時に「営業」に変換することも出来ない段階からのスタートでした(笑)
近藤:最初は多少のキャッチアップが必要ですね(笑)
池川:2つ目は情報システム目線の話で、守るべき情報資産が多いことです。MicoCloud自体も守るべき資産ですし、MicoCloud内の個人情報まで守備範囲に含まれるのが大変な部分です。また、その一環として、プライバシーマークやISO/IEC27001認証の維持も大変な部分の1つです。
近藤:個人情報を含む情報資産すべてを保護するシステムやルール作りですから、やはり大変ですよね。
池川:3つ目は入社者がすごく多いので、パソコンやアカウントの手配などが大変です。この辺りは、今後自動化できるところは自動化を検討していきます。
忙しいし大変ですけど、嬉しい悲鳴というやつですね。入社者が増えてMicoworksの企業規模が拡大することで、お客様により高い価値の提供ができると、前向きに捉えています。私が入社してちょうど1年ぐらいですが、既に私よりあとに30名入社していますからね。
近藤:今年は更に100名採用を進めていく勢いですからね。こういった経験は、今までの経験されてきた企業と圧倒的に違うポイントかも知れませんね。
池川:仰るとおり、経験したことのない領域ですね。まさに拡大フェーズ真っ只中で、私自身の情報システムスキルの向上にも繋がると思っています。
バックオフィスにもスポットライトを当ててくれる
近藤:Micoworksに入社して良かったことはどうですか?
池川:先ほどもお話をさせていただきましたが、裁量権が非常に大きいところはありがたいと感じています。これまで触りたかったシステムを、トライアルで導入してみるなど自由にさせて頂いている点ですね。
もう1つはバックオフィスが蔑ろにされていないのは、本当に嬉しいし入社して良かった大きなポイントの1つです。
近藤:バックオフィスに対しての会社の目線ということですか?
池川:はい。一般的な企業はセールスやカスタマーサクセスなど直接部門にスポットライトが当たりがちだと思うのですが、Micoworksは情報システムなどバックオフィスにもスポットライトを当てようとして下さっているので、すごく嬉しいです。
バックオフィスである私を取り上げてくださっているこのインタビューもまさにそうです。バックオフィスが蔑ろにされていると、情シスの意向を全社に浸透させられず、仕事になりません。
近藤:本当にそのとおりですね。
池川:あと最後に、年齢や社歴に関係なく「思ったことは相手に言っても良いんだよ。」という文化ですね。私は言いづらいことをびくびくしながら言うタイプなのですが、Slackで言いづらいことを送ったときに「OPEN MIND」っていうMICO VALUEスタンプがつくと、めちゃくちゃ嬉しいですね。
相手に敬意を払いつつ、素直に意見を伝えても良いんだという文化は、すごくやりやすいし入社して良かった点です。
近藤:それは確かに良いですね。そういった文化を今後も大切にしながら、より顧客のため仕事をしていきたいですね。今日は長い時間ありがとうございました!
池川:こちらこそありがとうございました!