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APRIL LOG 2021

 4月に書いた記事のお気に入りをまとめました。

 今月は書きたいことが浮かばずに苦戦する日があんまりなくて、自分の中で読み返したくなるものがたくさん書けたと思います。どれも好き。

春の半ばに見るそれは、
真夏の空の飛行機雲とどこか似ている
透明感に満ちていた。

白い夜空、黒い満月を背景にして
透明の海が湧いていく。

ということで改めて、河野裕ちゃんと読みます。

浮かんだ星屑だけが唯一、
その海原を不幸ではない何かにしている。

白を染めたわたしの赤は重たく鈍く深い色。
体内を廻る命の源。

彼の眼鏡と彼女の瞳のコンタクト。

「夏隣」という言葉を思うと、
わたしのそばには夏の亡霊が降りてくる。

それはまだ銀幕で
有村架純が花束みたいな恋をする前。

家にいるのが休日で、働かないのが休日ならば。
用があるのが平日で、仕事をするのが平日ならば。

就活をしていないわたしは
大学4年生でありながら、
この時期の大学4年生の実態がまるで分からない。


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