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【micoのNY通信】ニューヨークの治安について叫びたい

こんにちは、micoです。
ニューヨーク生活での私のストレスを3つ挙げるとしたら
「言語」「物価」そして圧倒的No.1は
「治安」
です!

観光客で賑わうタイムズスクエア

ニューヨークで暮らして早1年半。
Enjoy New York!をモットーに前向きに過ごしているつもりですが、今日はネガティブな心の叫びを書かせてください。

「ニューヨークの街が物騒すぎて心がすり減る!!」


ハードボイルドな世界

地下鉄やバスに乗って出かけることが多いのですが、ほぼ毎日と言っていいほど色々なドキドキする出来事に遭遇して、神経が擦り減ります。

例えば、こんな出来事に遭遇しました。

▪︎地下鉄の車内でおそらくドラッグ中毒者が暴れ出して椅子やドアを蹴り出す

▪︎黒マスク黒フードの若い輩たちが鉄パイプを持って集団でバスに乗ってくる

▪︎バス停で目の前に並んでいた兄さんのポケットからナイフが、、

▪︎棒を振り回して威嚇して猛スピードで歩いてくる男に遭遇

▪︎ボロボロの服&下半身血だらけで奇声を発して徘徊している男に遭遇

これが日中の比較的安全なマンハッタンの中心地で起きるので、物騒で仕方ありません!

超ビビりの私

幸い直接被害を受けたということはないのですが、(地下鉄ホームでわざと体当たりされたこと、ヘイト用語を言われたことはあります 涙)このエリアでも、この駅でも、この時間帯でもドキドキしたなという小さな恐怖経験値が積もってトラウマ化していて、慣れるどころか以前より臆病になっているような気がします。

ただ、危ない、怖いの感じ方は人それぞれですよね。

日本人の友人でも「夜中に一人で地下鉄乗っちゃう」強者から、「変な人いるけど無視してれば良くない?」「うん、叫んでる人怖いよね〜 笑」くらいのリアクションの人もいるため、おそらく私はニューヨーク生活者の中で「超ビビり」のカテゴリーに入るのだと思います。そのため、超ビビり視点からの記事ということをご承知おきください。

驚きのニューヨーク市の犯罪データ

とはいえ、現状を知らない方々も多いと思うので、まずはこのニューヨーク警察の犯罪データを見てほしいです。(2024, 6/16時点)

これは2024年の上半期にニューヨーク市で起こった殺人事件の数と2023年との比較データです。

ニューヨーク市の2024年上半期の殺人事件

ニューヨークは広大な州ですが、中心はニューヨーク市。
そのニューヨーク市はマンハッタン、ブルックリン、クイーンズ、ブロンクス、スタテンアイランドの5つの行政区に分かれていて、大きさはざっくり東京都23区くらい。
東京都23区で半年間で157件殺人が起きているって、恐怖じゃないですか?

また、殺人よりも気になるのがFelony Assault(重暴行罪)のデータ。
重暴行とはナイフなどの人を殺せるような武器を使った傷害事件です。

ニューヨーク市の2024年上半期の重暴行事件

データで見ると恐ろしい件数です。もはや地図が見えない!!
東京都23区の範囲で半年間で約13000人が襲われている。。1日あたりでは約70人が襲われていて、しかも銃撃(半年で約500人)やレイプ(半年で734人)などはまた別カウント。

そしてさらに怖いのが、いわゆる超治安の悪いエリア(例えばマンハッタンのハーレム、やブルックリンの奥地、ブロンクス全般)だけでなくて、マンハッタンの中心地ミッドタウン周辺やおしゃれエリアのダウンタウンでも普通に頻発していること。ちなみに私の家の周りも真っ青。

中心地でも頻発する重暴行

窃盗、強盗はカウントレスなので割愛します!
(バイト先のブランドショップで目の前で商品を持ち去って逃げる強奪も目撃)

マンハッタンは山手線の内側くらいの非常に狭いエリアです。その中で毎日色々な犯罪が起き、もはや起きすぎていてニュースにすらならない現実。運が悪ければいつでもどこでも巻き込まれてしまう可能性があります。

気になるニューヨークの地下鉄

私は街中よりも地下鉄が緊張します。
なぜなら、駅構内や車内に怪しい人が高確率でいるからです!

怪しい人といっても色々ですが、問題になっているのはMental illness Peopleと呼ばれる人々で、貧困、ドラッグなどで精神障害を起こしている人たちです。ホームレスの場合も多いです。車内やホームを徘徊していたり、大声で何かを叫んでいたり、タチが悪いと乗客に絡んできたりします。何をするかわからないので本当に怖い!

大荷物を持ち込んで住みついていそうなホームレスや、車内で堂々と横たわって寝ているホームレスもよく見かけます。特に冬や夏など気候が厳しいシーズンは増加傾向ですね。

その他に、輩っぽい人の間ではトラブルが起きやすいです。地下鉄犯罪で多いのが、他人同士の口論からの傷害!(カッとなるとナイフ登場)

また、地下鉄の中では逃げ場がないのも緊張感が増す要因です。日本の電車のように簡単には隣の車両に移れません。

そのため、ホームではなるべく優良そうな(⁈)人の側で待機して一緒に乗りこんだり、地下鉄がホームに入ってきたら動体視力を全開にして怪しい人がいなそうな場所から乗るようにする(空いているところは怪しい!)など、細心の注意を払って利用しています。自分が乗った後に怪しい人が乗り込んできてしまうことも多いんですが(泣)

空いている地下鉄はさらに緊張感があります

1980年代の荒廃したニューヨークと比較すると格段に安全になってはいますが、コロナ禍を経て夜の乗客がかなり減っているのもマイナス要素です。

私が留学していた2007年頃は、夜の8〜9時くらいは会社帰り&軽く飲んだ帰りの人たちがまあまあいて安心感がありました。

一方、昨年夜間の英語クラスに通っていた際、中心地で夜8時半位の電車に乗っていたのですが、平均して1車両に10人くらいでした。非常に心もとない状況です。(そのうちの1人が怪しい人だったりするとピンチ!)

あのおしゃれエリアの駅も危険(mico調べ)

最後に「意外に危険なマンハッタンの地下鉄駅」を1つ紹介します。

危険で有名なのは 「42st Port Authority Bus Terminal」というタイムズスクエアの近くの大きなバスターミナル駅ですが、

ダウンタウンのWest Villageの「West 4 st」駅
が私の苦手な駅の1つです。

地下1階と地下3階がホームで深く薄暗い
ダンジョン感あり

おしゃれで活気のあるエリアでたくさんの路線が通っており、使う方も多いこのWest 4 st駅ですが、駅や駅周辺は常にドラッグ中毒者がいて危険です!

今年はこの近くで歩いている女性が突然顔を殴られるという事件がで8件連続で起き、街中が恐怖にさらされました。(犯人はのちに逮捕)

1番ピンチだった実体験としては、West 4 st の改札を出た細い通路を進んで出口の階段に向かおうとした時、向かいから裸足の男が両手をあげて奇声を発しながらこちらに向かってきたことがあります。おそらくドラッグ中毒者です。バイオハザードの世界に迷いこんだかなと思いました、、

駅の出口のすぐ上のお店が廃墟のようになっていて、そのまわりに怪しい人が溜まっていることが多いです。(mico調べ)

怪しい動きをしている人とは距離を取り、早足で目的地へ直行しましょう!

ここの入口はただでさえ暗くて狭くて気持ちが悪い

West 4の駅近くは人気のレストランOlio e Piuや観光ガイドに必ず載っている老舗薬局C.O Bigelowなど、素敵なお店がたくさんあるんですよ。なんとかならないかなあ、治安。

素敵なレストランやカフェがたくさんあるエリアなのに、残念

まとめ

ニューヨークの治安、どう感じましたか?

怖がりすぎるのも良くないですが、ニューヨークに遊びに来る方、まだニューヨーク初心者の方、または慣れてきて気が緩み始めてしまっている方も、どうか日本とはまったく異なるレベルの治安ということを心に留めて、ニューヨークをエンジョイしてもらえればなと思います。

See you soon!


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