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実績紹介 ロゴデザイン15
こんにちは、micophy(みこ)です。寒くなってきました…!
私は社会人になってからお風呂は1年の大半はシャワーで済ませてしまうんですが、ここ最近急に寒くなってきたため湯船に浸かりたい欲がジワジワと出て来て気づいたら30分近く浸かっています。温泉にも行きたいなぁ……
今回もロゴデザインをさせて頂いたので、ご紹介させてください。
音声作品のタイトルロゴデザイン
魔法ありの王位奪還をテーマにした、異世界ファンタジーの音声作品のロゴデザインをさせて頂きました。
こちらが実際納品させていただいたものの完成系です。
ご依頼主様のご希望は以下のような内容でした。
・すっきり、かっこいい雰囲気で、文字+モチーフイラストのロゴ
・イラストは道化・ピエロ(clown)王冠(crown)。
・LとRが重なるようにしてほしい『lady c(lr)own』。
→L=leftの意味で道化は左側、R=rightの意味で王冠は右側配置を想定。
・色は主要の登場人物である女性三人の髪色から、黒・白・金・灰系
LとRが重なる、という点ですが、ロゴをよく見ると、LとRが一体になっています。Lのバージョン(clown)と、Rのバージョン(crown)も別個で納品させて頂きました(以下画像)
これらが合わさったものが、一番上の画像となります。
ラフのご提案と制作意図
ラフは2案ご提案しました。
魔法ありのヨーロッパ風のファンタジーとのことで、西洋文化を感じさせる装飾でわくわく・期待感・物語性を感じさせるようなデザインにしました。
ストーリーの目的が王位奪還という使命感溢れる点も表現したく、王族・王位というワードから格調高さを感じさせる書体をベースに、より良い形に組み直しています。
まっすぐ、全体的にどっしりとした大文字の書体は、印象を強める役割と同時に、堂々とした王座を表しています。
色味はどちらも金をメインに、大半をグラデーションで表現し、光沢を感じさせ高級感を出しました。イラスト作品の背景が来てもいいよう、フチと影が入っています。
ロゴ単体使用時を想定したものと、背景色あり(背景が黒いもの)を想定したものの他に、条件であるCLOWN(道化)とCROWN(王冠)が重なるイメージとして、CLOWN ver.とCROWN ver.でのイメージと、ご参考程度に色違い(カラーバリエーション)としてよりシンプルなカラーリングのものも一緒にご提案しました。
各ラフ案のコンセプト
A…光沢感や色の差が明瞭で、全体的にメリハリのあるロゴ。
LADYのLの字をチェスのキングに見立て、王位というワードと物語性を高めました。
道化や王冠はシルエットのようでありながらアナログな質感を交えることで深みを出しています。
上記通りフチ・影の効果で背景にもなじむようにしていますが、単体でも存在感のあるロゴです。
B(方向性決定案)…道化→帽子のみ、王冠→ティアラに変換。両方とも『頭部の装飾品』という認識に統一し、同一線上の反対側に配置することで、物語上で対になる存在であることを表現しています。
ゴシック調のクラシカルなロゴで、シンプルな中に書体の強弱と装飾だけでインパクトを強めました。
どっしりとした文字の太さがロゴの印象はそのままに、文字・モチーフ全て同じ色で統一しているので、背景の絵を邪魔することなく機能します。
Aや格好いいという印象が強く、女性が主役となる作品であることから、迷って頂いた上でBをベースにすることが決定しました。また登場人物に花の名前の人物がいることから、Aの♦マークを記号化した花に変えるなど、細かな微調整をして納品させて頂きました。
今回、LとRのバージョン2種、それを合わせた完成系の計3種を納品させて頂いております。あくまで私の案件ではこれが差分という扱いになること、またお取引開始前の段階からこのようなロゴにしてほしいとご相談頂いておりましたため、料金範囲内でお作りさせて頂きました。
もしこの内容をラフ掲示後に言わていたら、おそらく追加料を頂くこともありえました。これは、「LとRのバージョンが存在するロゴ」という、再度違ったベクトルで考える必要があるためです。
必要追加料金の有無など、詳しくまとめた記事も公開しています。特にご依頼を検討されている方は、お読み頂けたら幸いです。
なるべく図などを挟んで読みやすくしております。
今回のコラム:自分の意見と他者の意見の『兼ね合い』について
※コラムはあくまでコラムであり、上記のご依頼との関連性はありません。
デザインだけに限らず、自分の専門範囲外のことを人に依頼するのって難しいですよね…!
一番誰にでも身近なのは、美容院ではないでしょうか。
私の場合は「この髪型にしたいけど、自分に似合うかどうかわからない!」といった具合に、自分の希望はあるものの、その選択が果たして適したものなのか、という自信がありません。
一度、自分のこうしたい!を優先してベテランの美容師さんにお願いしたことがあります。結果、確かに希望通りだし、美容師さんの腕もすごく良かったのですが、なにしろ自分には全然似合わなくて撃沈した経験があります。笑 希望=似合う、とは限らないってことを理屈ではわかっていたけど身をもって知った感じです。笑
実際プロからしたら、そもそも客観的に見てくれるでしょうし、輪郭や髪質などから、よりその人に似合うものを提案できることでしょう。
自分の希望がないのも困りものですが、ある場合でも、その道のプロの意見を聞いて判断することが大事だなぁと思います。
そういった「自分の希望」と「プロ・経験者の客観的目線と分析」との『兼ね合い』は、デザインも同じことが言えると思います。
ですので、「私はこうしたいんだけどどう思う?」という風に、お気軽にご相談頂ければ、私もプロではありませんし未熟ですが、精いっぱいお応えしたいと思っています。
すごく余談ですが、こないだついに30代に突入したため(!)、さすがにこれぐらいの年齢になると、最近はだいたい自分に似合うもの・似合わないものの区別がつくようになり、だいぶ迷走することは少なくなってきました。笑
昨今流行りのパーソナルカラーもやってもらい、イエベ春だった私は、結構これを大事にしています。パーソナルカラーに捕われすぎず、自分の着たい色・使いたい色を使うことが一番だと思いますが、私はそれよりも、自分に似合うと思う色を使いたい派なので、指標があって助かってます。また絵を描く人間の場合、自分に似合わない色は絵の人物に使えば満たされます。笑
以上、実績紹介15でした!ポストカード展、12月までやってますのでどうぞ宜しくお願いします!
【お知らせ】都内のギャラリーカフェ・イココチ様(@ikokochi )にて🌼postcard exhibition vol.19🌼にお誘い頂き、参加させて頂くこととなりました!
— micophy(みこ) (@micophylite) November 17, 2020
詳細はリプツリーにて! pic.twitter.com/SgOEmKh7cR
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