好きな食べ物はなんですか？

この時にいうつわを購入したギャラリーの店主、田口夫妻が立ち寄って下さった。私が学生時代を終えて、東京から前橋へ戻るときに何かの本でこちらのお店を知り、ピンときた。それは「このお店が群馬にあるならば私は戻ってもいいかな」と確かそんな感じ。会ったこともなくそん時は行ったこともないお店なのに、なぜそう思ったのかは思い出せず。でも、何度かお会いするたびに思うのはどこにいてもその地域に暮らす人たちが町や村をつくる。東京やニューヨークやパリに何かがあるのではなく、あ世界遺産が価値あるものでなく、お金のあるなし、目に見えるものが全てではない。正しい間違っているのもないし、ただ一人ひとりの中にあるもの輝かせること、ザッツオール。しかも本気で。

変わり続ける人がいないよね。本気の人いないね。来年は本気出すよ。本気の人は見渡せばポツンポツンといるから、その時に言葉が必要になるね。
またゆっくりしゃべらせてね。と言ってお帰りになられました。

頭でなく心でものを作る人、腕のいい工芸をあの場所に置くこと。素敵な夢を聞かせてくださった。ああ、こういうおしゃべりがわたしの大好物。また、うつわを変えようかな。