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機能性構音障害とは

発音相談の中心となるケースについて。

口周りや口の中の機能に問題がないにも関わらず、発音がうまくいかない場合。

こちらを、"機能性構音障害"といいます。
大きく以下2つのタイプに分かれます。

-1.
正しい発音を習得していく過程の中で、完成されるべき年齢になっても、うまく発音できない場合。

-2.
通常の正しい発音ではみられない発音の仕方。
舌の使い方に癖があったり、喉のあたりで音を出す感じの発音の仕方など。その誤りが習慣的になっているもの。
こちらは自然に改善することは少なく、練習が必要です。
生まれつきお口に疾患があるお子さんにもみられるため、丁寧な評価と練習が求められます。

-1.は、適切な時期に練習を始める事で、比較的改善が早い。
-2.は、自然治癒はしにくいため、練習が必要。練習には時間を要する。

…………………
発音の相談で来られるお子さんは、専門機関を除き、ほぼこの機能性構音障害に該当します。 
そして、就学後も練習が必要な場合は、通級指導教室(ことばの教室)に通う事もあります。
個人的には、実はとても奥が深いと思っていて、シンプルに発音だけがうまくいかないというお子さんは非常に少ないと感じます。


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