ドロドロとした、ドス黒い感傷を引きずり出してみた シャボンのように すぐに弾けてとんだ ピクリともしない感情 あぁ、すでに無くなっていたんだ 良かったね わたし SNSで、昔関わった動画がYouTubeにアップされると知った。 懐かしい人の名前を見つけたんだよ。 よせばいいのに、その人のSNSを発見。 よせばいいのに、読んでしまったんだよね〜。 そしたら、子供がいると。 まぁ、この歳だから、結婚してても、子供がいてもおかしくないことなんだよね。 ほんの一瞬、あ
キラキラと日の光をうつした水面 眩しさで目をそほめた ふと蘇る青春のおもかげ え? あったか そんな青春 誰のみた景色? フワフワと風に髪をなびかせ 君の肩にそっと手を置いた ふと蘇る青春のおもかげ は? あったか そんな青春 誰と誰の恋? 記憶にない思い出に 切なく憧れる 2度目の思春期 皆さんは思い出せるだろうか? 中学から高校時代を。 あの頃の私と言ったら、姉に「お前のシルエットは、ドラム缶にソフトボールを乗せているようだ」と例えられるような体型と、捻くれた
深夜4時 虚な目と何の音も聴こえなくなった耳 あふれ溢れた体液に溺れる 立ち上り始めた朝の風に寒気を覚え 微かに人間だ と気づく 未だまごついてる夜に足を取られ ふらふらと進む まるでゾンビだ 何のことはない泥酔の話。 過去の飲酒の記憶を辿ると、ほぼ泥酔してやらかしている。 こんな飲み方はマズイと常々思っているが、どうしてこうして一向に治らない。 流石にこの歳にして泥酔の数は減ったが、年に1・2回はグデングデンになり、泣き叫び、介抱してくれる優しい殿方も見当たらず、ニヘラ
泣けるほど浸った映画を観たあとに、セーターに付いた猫の毛を見つけて、不甲斐ない現実に戻った。 重い扉を開けて外に出る瞬間が好きだ。 自分が異世界から戻った気がして。 1日のうちのほんの数時間だけど、自分を重ね、別の人生を生きた。 滅多に使わない筋肉を動かした時のように、眠っている感情を引き摺り出す。 午後3時。平日。 忙しそうに行き交う人々の気配を感じながら、運転席で静かに吐き出す涙。 健康のために、1日に1回は、心拍数を上げた方がいいそうだ。縄跳びなどして。 感情も同