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ゾンビナイト

深夜4時
虚な目と何の音も聴こえなくなった耳
あふれ溢れた体液に溺れる
立ち上り始めた朝の風に寒気を覚え
微かに人間だ と気づく
未だまごついてる夜に足を取られ
ふらふらと進む
まるでゾンビだ

何のことはない泥酔の話。
過去の飲酒の記憶を辿ると、ほぼ泥酔してやらかしている。
こんな飲み方はマズイと常々思っているが、どうしてこうして一向に治らない。

流石にこの歳にして泥酔の数は減ったが、年に1・2回はグデングデンになり、泣き叫び、介抱してくれる優しい殿方も見当たらず、ニヘラニヘラとタクシーの運ちゃんに絡みながら帰路に着く。
女友達は一様に心配し、この状態になったら何時でもいいから連絡してと言ってくれる。

さすがにそこには頼れない。

どんなに記憶が無くてもそこだけは律儀なんだな。

そしてやってくる後悔の嵐。
数日間は居た堪れなさで死にそうになる。

もう、いい加減大人になれよ。若くないぞ。
おばさんの醜態ほど目を当てられないものはない。
普段から「歳なんて気にしてません〜」なんてやっているツケが回って来てるんだ。
穴があったら入りたい。

今回は完全に2日間は使い物にならなかった。
回復力も衰えていることに愕然とした。

でもさ、酒を飲んだら飲まれないと損した気分になるんだよ。
でも、これはやりすぎ。
ほどほどを早く身につけなければ。

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