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中卒はあかんの?

boyがなやんでいます。
高校受験が、目の前に、来てしまったからです。

高校に行って、何したいとかない。
したいことがない。
おともだちと同じ学校にいきたいとかもない。
ひとと関わりたくない。
毎日行くとかむり。

こちらが、boyのご意見。
そりゃ、勉強しようって、ならんよなあ。

高校、行かんとか、できるんかな。
いったん、やめとこかな。
もう、わかんねえ。
ぜんぶ。わかんねえわ。

おう。
ダークネス投げやりboyだな。

お父さんはもちろんOKする。
わたしも、今はきみがそれでいいなら、
というかもしれない。
担任の先生は、中卒出したくないから
困るだろうが。

まだ答え、今出さなくていいんちゃう。
まだ春だし。ほら、春がきたんだわよ。
あんなに寒かったふゆが、終わったのよ。
あったかくなったんだし、
とりあえずあそんだらどうや。

とわたしは伝えた。
夫にそれを伝えたら、

「中卒でええ。あそばしたる」

とだけ言った。
今の世の中で、中卒で生きるって、どんな
感じなのかなあ。

なによりもすきなことがあり、それだけ
やっていたいから、高校にいかない、
という場合以外で。

boyは、かしこい子だから、
ほんまにやってみてもいいのかも。
異端、のみちは苦しいだろうけど。
でも、たくさん考えるだろう。
てゆうか。
学校行かない子、たぶんめっちゃ考えてる。
今だって。

親としては、ひとと違うみちに、
何を見つけて
行くのだろう、というたのしみも、ある。
のんきかな。

どちらにしても、boyの良さは
うしなわれない。

自分のいい所、どんなとこだと思う?

て聞くと、

あるけど、悪いところで、相殺される。
だめ。

と言った。
こらこら。相殺する必要はないだろ。

boyが自分自身を、認めてあげられていない
(いまの段階で)
という事が、いちばんの問題だ。

よいところ、沢山あるのにな。

と、わたしはつぶやくように言ったが、
そんなこと言われても、本人には
関係ないのだ。
わたしはそれがわかっているから、
とても小さい声になってしまった。

アイアム、オーケー。

になるにはどうしたらいいのだろう。

ユーアー、オーケー。

ではだめなのだ。
じぶんが、じぶんを、認めてあげられないと。

もう、どんな悩みも、肩替わりしてあげる
ことはできない。

わたしももっと、つよくならなければな。



井出あぐりさま
イラスト使わせていただきました。
ありがとうございました。

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