毎日読書 連続198日:最近読んだコストに関する本を紹介【前編】
昨年12月26日から毎日読書を開始し、本日が198日目、計289冊の本を読んでいます。
最近は、新たに紙の本を買うのが追い付かなくなり、AudibleとKindleを活用しダウンロード、即読み始め(または、聴き始め)、毎日読書を繋ぐことが多くなっています。
今日は、最近の読んだ本の中からオススメのものを紹介したいと思います。
読書した本毎に、記録のために、自分としての評価を5段階で小数点1桁まで付けています。
最近の2週間で読んだ本の中で、4.0以上のものを集めてみるとコストに関する本が多かったので、それらを4冊紹介します(今日は、そのうち2冊紹介)。
1.お金の流れが一目でわかる! 超★ドンブリ経営のすすめ―――社長はこの図を描くだけでいい!【和仁 達也 著、自己評価: 4.0点】
社長に必要なたった2つの「お金のツボ」は
❶お金の流れの全体図をビジュアルで理解する
❷判断するための基準を持つ
だそうです。
❶のお金の流れの全体図とは、本の表紙の図のことです。
この図を描けるようになれば、お金の悩みは消えていきます!と言っています。
この図は、自社のお金の流れを売上高⇒変動費⇒固定費⇒利益⇒。。。⇒返済/繰り越しできる資金/設備投資と言うように7つのステップで描いて行きます。
そうすることで、会社の収支構造を理解し、儲けるための戦略を立てていくというものです。
結局は簡単なP/L(損益計算書)の作成であり、この図を使ってコンサルをしている方も多く見受けられます。
2.コストダウンは社長の仕事! 売上げアップが厳しいこの時代、経営者が知っておくべき生き残る知恵【吉村 末男 著、自己評価: 4.3点】
著者は、キューピーを皮切りに卵を軸とする食品業界一筋で、「筋金入りの現場主義を貫いてきた」ようです。
私も食品会社でコスト削減を手掛けて来ましたが、この本は、自分自身のコスト削減手法の整理のためにも非常に有益でした。
コストダウンは、もうギリギリまでやっていると思っていても、業務改善によってコストダウンできる余地はまだまだあるということが、非常によく分かりました。
特に、目標を明確にして、徹底的に細分化する、そして数値化に拘り、メンバーの意識を合わせて、改善策を探し出すという手法が紹介されています。
経営者は得てして、コスト削減は、現場に任せるということをやりがちですが、著者は、「経営者なら知らないと困るコストダウンの手法」ということで、これまでの経験からの知見を分かり易く書いています。
この本は、経営者、管理職、現場の人全てに読んでもらいたいと思いました。
これを読めば、コスト削減がこんなに簡単にできるのかと思えてきます。
3.さいごに
今年に入って、輸入原料やエネルギーのコストが軒並み上がり、食品企業は、値上げをせざるを得ない状況になっています。
食品企業は、そのため、一方では、例年以上のコスト削減をしなければ、利益確保が難しい状況に陥っています。
私も、そういった企業のサポートをさせて頂くに当たり、コストに関する本を何冊も購入し、読んでいます。
これらの本を読むことで、コスト削減は、経営者の意識、適切な手法、明確な目標、徹底的な数値化(見える化)、メンバーの達成意欲があれば、できると思えてきます。
次回の投稿の後編では、さらに自己評価の高いコストに関する本を2冊紹介します。
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