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意外や意外。牛🐄の「げっぷ」が、多量の温室効果ガス🌎を生み出している件😢

1.意外な温室効果ガスの発生源

家畜の飼育は毎年排出される世界全体の温室効果ガスの15%近くを占めるようです。

その中でも牛などの反芻*動物は最大の犯人であり、餌を消化する際に強力な温室効果ガスであるメタンを生成するようです。

*反芻(はんすう)とは: 一度飲み込んだ食べ物を再び口の中に戻して、再咀嚼すること。

世界には15億頭の牛がいるそうです。

その牛が、1分に1回「げっぷ」をします。

実は、牛が「げっぷ」をする時に吐き出されるメタンは強力で、世界で排出される温室効果ガスの4%を占めるようです。

このことって、皆さんあまり知らないですよね。

私も牛の「げっぷ」については、以下の本やwebsiteを読んで、初めて知りました。

【引用、参照書籍/website】
◆ドローダウン 地球温暖化を逆転させる100の方法
(ポール・ホーケン編著、山と渓谷社)

◆日刊スポーツwebsite: 世界に15億頭…牛のげっぷは地球温暖化の促進要因、世界が行う対策とは



2.今日の日経新聞特集で牛の「げっぷ」に言及

1章で、牛の「げっぷ」について記載したのは、実は今日の日経新聞 朝刊の以下の特集記事を読んだからです。

◆牛のげっぷを可視化 温暖化促すメタンを減らせ【日本経済新聞2022.8.9朝刊、7/7電子版】
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この記事によるとメタンは二酸化炭素(CO2)の27倍の温室効果を持つとのことです。

脱炭素が叫ばれる中、畜産の現場でもガスを削減する取り組みが進んでいるようです。

つくば市にある農業・食品産業技術総合研究機構は、メタン排出が通常の牛より2割少ない牛に着目して、胃に生息する特定の菌が、メタンを減らす働きを持つことを突き止めたとのことです。

また、北海道大学では、カシューナッツ由来の成分を餌に転嫁することで、呼気のメタンが約2割減少することを突き止めたようです。


3.さいごに: 牛の「げっぷ」は、地球温暖化の原因のひとつ

牛の「げっぷ」は、地球温暖化の原因のひとつである限りは、それを減らす、あるいはなくす必要があります。

例えば、以前投稿したように、牛肉は止めて、培養肉に転換するという方法があります。

また、牛肉は食べてはいけないと言う法令を施行するということもできます。

でも、やっぱり牛肉は食べたいです。

今日の日経新聞で紹介されているように、まずは牛の「げっぷ」を少なくする方法を早く実用化して欲しいと願うのは私だけでしょうか。


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