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定時退勤できない職場でやること3選

①スルーする
②管理職の仕事を奪う
③異動する
とりあえず、この3つをやれば現状を打開できます。以下に、詳しく述べてみます。

①スルーする
ぼくは『定時退勤がちサロン』でサロンメンバーさん個人のコンサルも請け負っていますが、そこでよく言うのが「したたかに過ごしましょう」です。
定時退勤には様々なスキルや作法がありますが、極論すれば「時間になったら帰る」だけで実現します。ほんとです。しかし、そのことに対していろいろ言ってくる方もいます。そんなときは、まぁ気にしないでおきましょうということですw
同じ教諭の場合は、同僚性を鑑みて、ある程度仕事を引き受けることも必要かもしれません。ただ、普通に仕事をしていれば、定時退勤によって一部の先生に煙たがられることがあっても、大多数の先生は理解を示してくれるので、あまり過度な心配はしないでもいいかと思います。
まれに、管理職から呼び出されて「あなたのせいで他の先生に負担が偏っている。もう少し配慮して欲しい」というようなことを言われるケースがあります。その場合は「それは職務命令ですか?」と聞いてみてください。ほぼほぼ「違います」と言うでしょう。
管理職の発言に強制力が発生するのは「職務上の命令」が発動したときのみです。しかし、この記事をごらんのみなさまの中で、職務上の命令を出された経験のある方がいるでしょうか?ほぼいないと思います。なぜなら、端的に言えば、職務上の命令を発動するには「超勤4項目」もしくは「重大な違反行為(法令違反等)」に対してくらいだからです。
つまり、みなさんが普通にマジメに仕事をしているなら、職務上の命令など出せるはずがないのです。なので、管理職からのご意見はあくまでも「助言(アドバイス)」としての効力しかありません。もちろん、敵に回すことは得策ではないので、「ありがとうございます。参考にさせていただきます」と言い、のらりくらりと定時退勤を続ければいいのです。

②管理職の仕事を奪う
個人で定時退勤を実現するのは「定時に帰る」だけなので、比較的容易です。しかし、学校という組織全体の改革が必要な場合も多々あります。組織全体で定時退勤ができていない場合、99%管理職の責任だとぼくは考えます。管理職には学校改革における大きな権限があります。例えば「通知表」は学校裁量です。管理職の鶴の一声で完全撤廃することも可能なのです。「時程」についても同様で、時間割の編成や開始時刻の見直し等により、小学校でも全学年週5時間授業にして放課後の先生方の業務時間を大きく確保することだって可能です。(前例もあります)
ただし、このような改革を行う管理職はまれです。多くの場合、定年まであまり大きな問題を起こさず、のらりくらりと過ごす方がいい、と考えるでしょう。なので、管理職に期待できない場合は、ご自身が管理職になって組織全体を変える方が手っ取り早い、ということはあるかもしれません。もしくは、管理職に変わって「自分が〇〇についてはやりますので、お任せいただけませんか?」と提案し、管理職の手間を取らせずに改革を進めるという手もあります。ただ、最終的には管理職の判断を仰ぐことになると思いますので、そのあたりのバランスは、ご自身の職場の実情に合わせて考えられてみてください。

③異動する
公立教員の場合、だいたい3~5年で職場の異動があります。もし自分がいまの職場とどうしても合わないと感じるなら、積極的に異動届けを出ましょう。また、(ぼく個人としてはオススメしませんが)辞めるという選択肢もあります。
ただ、もし「管理職との相性が合わない」とするなら、ちょっと待ってください。管理職は1年でも異動する可能性があるので、ご自身の在校年数と管理職の在校年数を比較してから判断されるのがいいかと思います。
これは社会人でいうところの『転職』に近い感覚だとぼくは思っています。転職に関してネガティブな意見を聞くことは最近では減ってきましたが、それでも「職場を辞める」というプロセスがあるためどうしても一定の抵抗感を示す方は多いと思います。しかし、ご自身のライフスタイルを第一に考え、もし自身の人生が仕事に浸食されていると感じるなら(残業が多くて休まる時間がない、とか)、やはり転職は積極的に考えるべきだと思います。
定時退勤に対して嫌な顔をする職場にいては、いつまで経っても自己実現が図られません。なので、その職場ではまぁ60点くらいの力の入れ具合でやり過ごし、次の学校で120点の仕事をすればいいのです。

以上、3つの視点から、定時退勤できない職場でやることについて論じてきました。どのアプローチにおいても、基本は「自分でやる」ということになります。現在ぼくは、そんな方の背中を押すべく、毎日SNSで情報発信していますし、定時退勤のためのサポートや資料・情報提供を『定時退勤がちサロン』というオンラインサロンで行っています。
興味がある方は、ぜひフォロー、もしくはコメント等いただけると幸いです。応援してます(^^♪


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