【出家】出家するならミャンマーかスリランカに限るらしい
いまの時代において、仏教徒・瞑想修行者の間では、ミャンマーとスリランカが最も良い修行場所として、いわゆる仏教徒のメッカとして高評価されているようです。
※あくまで尼さん仲間から、そして帰国後スリランカ人の知人から聞いた口コミ情報であり、確固たる事実という保証はありませんので、どうぞご了承下さい。
仏教のもともとの発祥はインドであり、のちにスリランカ、ミャンマー、タイ、東南アジア広域へと広がり、さらには中国から韓国、日本へと伝播していったわけですが、今世紀では東南アジアでは上座部仏教、日本含め東アジアでは大乗仏教、と異なる宗派として区別されております。
中国や台湾から来た尼さん仲間によると、やはり初期仏教の原型に最も近い形で残っているのが、インドから近く今も仏教文化が強く残るミャンマーとスリランカであり、修行するならどちらかの国に限るとのこと。中国や台湾、さらにベトナムにおいては、ミャンマーあるいはスリランカで修行を積んだという経験は、本国に帰ったら格式高い尼さんとして高評価につながるらしいです。
ちなみに、タイのお寺、特に外国人受け入れをしているお寺は、タイの経済発展に伴い、ある意味「現代化」されてしまっているらしい。
ルーマニアの彼女は、尼さんになるという決意を実行に移すべく、出家生活を始めたのが25歳のときで、スタート地点はミャンマーではなく、タイだったそう。タイを選んだ理由は、「ネットで調べてみて、良さそうだったから。」しかし、彼女が一番最初に訪れたお寺は、ほぼ観光客向けに洗練されたリゾートのような所だった。その後、タイ国内で複数のお寺を転々としたが、彼女のように本当に仏教に対して真剣に向き合いたいという外国人に適したお寺と出会うことはできなかったとのこと。
その後彼女は、2・3年、タイのお寺を転々とするうち、「瞑想修行するならタイよりもミャンマーのほうが良い」と、タイで知り合った尼さん仲間からアドバイスをもらったのをきっかけに、ミャンマーに移動し、改めて尼さん生活を始めた。
ミャンマーなんかは長い間軍事政権下でほぼ鎖国状態にあったために、ある意味初期仏教に近い形で「仏教」が維持されているようです。
出家中も還俗後も「ミャンマーで出家するなんてさすが。わかってるね~」みたいなことを仏教徒の皆様から言われ、ほめていただきましたが、すみません、ミャンマーの仏教がこんなにも世界的にも権威があるなんて、出家前は微塵も知りませんでした、、、
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