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【出家】待望の断髪式

お寺生活二日目。
在家ヨギとして、朝4時起床生活が始まりました。
しかし、私がここに来た目的は在家修行者になることではなく、出家者として修行すること。

事前にぜひ御寺で出家したいと情熱にあふれるメールを送ったはず。さらに初日に受付のお姉さんにも念押ししたはず。が、剃髪式をしてくれそうな雰囲気が全くないので、マピューに「あのー私出家しに来たんですけど」と伝えたところ、寝耳に水だった様子。両肩をつかまれ、”Are you sure?!”と何度も確認されました。かくかくしかじかで出家したいんだ!と伝えたところ、その日の12時頃に調整してくれることになりました。
受付のお姉さん、あんなに一生懸命「出家する!」って伝えたのに、マピューに全然伝えてくれてなかったのね、、、涙

さあ剃髪!とはいかず、その前にマピューに「お金は十分にあるか」と確認されました。
在家ヨギは特に寄付の決まりはないが、出家者は寄付額が決まっているそう。
惜しげなくここに公開しますが、私の時は合計で195,000kyat、日本円で16,263円くらい寄付します。内訳としては、マハーシートップのセヤド(高僧)に30,000kyat、ミャンマー人尼さん10人に10,000 kyatずつ、外国人尼さん10人に、マピュー含むハウスキーパーさん2人、そして飲み水管理人に5,000 kyatずつをお渡ししました。

私のバイト代を二日分も寄付するのね、なんて決して文句は言いません。快くお渡ししました。

お金をそれぞれ封筒に包み終わったら、やっと剃髪式です。

剃髪式は瞑想ホールにて行いました。
髪を輪ゴムで四つ束くらいに分け、とりあえずはさみでジョキジョキ切られます。
それから少し石鹸水をつけてもらって、残った毛を、剃刀の刃でジョリジョリ剃られます。

その間、ミャンマー人尼さんたちが何やらお唱えしてくれます。音程の上げ下げがあったり、間があったりするので、歌のようにも聞こえます。マピューによると「今からこの人は出家します」という意のことを唱えてくれていたそう。

切った毛は前に広げてもらっている白い布の上に落とします。
この髪の毛は、後日お寺に寄付するとのこと。おそらく髪の毛を売ってそのお金をお寺に寄付している様子。

剃った感想は、率直にもう気分爽快!実はこの日、自分はかなり体がだるく1時間も座ったり立ったりなんてもってのほか、できれば横になってたいという状態でした。しかし、髪をそった瞬間、なぜか体調がよくなった気がしました。(いま思えば絶対アドレナリンのせい)

髪を剃り終わったら、ピンクの尼さん衣装に着替えます。そして、ミャンマー人尼さんそれから外国人尼さんにお金をお渡しします。

壁にはなぜかインドネシアのタペストリーが

その後いよいよセヤドにご挨拶に参ります。

セヤドは御年84歳とのこと。ご健康そうで何よりです。
ここで彼から戒を受け、戒名を賜ります。私はマテマサリというお名前を頂きました。意味は、「瞑想初心者」。

1か月経っても、仮に10年経っても「マテマサリ」のまま?という疑問はさておき、改めて修行生活が始まったのでした。

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