カメラ選びに重要！センサーサイズとは？
カメラ選びをするときに「センサーサイズ」という言葉を聞いたことはありますか？センサーサイズは、カメラの性能や写真のクオリティに大きな影響を与える重要な要素です。今回は、センサーサイズが写真にどのように影響を与えるのか、詳しく解説します。
センサーサイズとは？
カメラのセンサーサイズとは、カメラの内部で光を受け取る「イメージセンサー」の大きさを指します。
フィルムカメラでいうフィルムの部分にあたるもので、デジタルカメラではこれが光を受け、画像データを生成します。
センサーサイズが大きいほど多くの光を取り込むことができ、より高画質な写真を撮影できる傾向があります。
逆に、センサーが小さいと取り込める光が少なくなり、暗い場所での撮影に弱くなることがあります。
主なセンサーサイズ
市場にあるカメラにはさまざまなセンサーサイズがありますが、以下のような代表的なサイズがあります。
フルサイズ（35mm）
一眼レフや高級ミラーレスカメラに搭載されるセンサーです。35mmフィルムと同じ大きさで、プロフェッショナルな写真家がよく使用しています。光の取り込みが多く、豊かな色彩と高い解像度を実現します。ボケ感の表現が非常に自然で美しいのも特徴です。
APS-Cサイズ
フルサイズよりやや小さめのセンサーで、ミドルクラスの一眼レフやミラーレスに多く搭載されています。コストパフォーマンスが良く、初心者から中級者まで広く使用されています。フルサイズと比べると少しトリミングされたような写真になりますが、持ち運びがしやすい点が魅力です。
マイクロフォーサーズ（MFT）
ミラーレスカメラによく使われるセンサーサイズで、APS-Cよりもさらに小さいです。サイズが小さい分、カメラ自体がコンパクトになり、旅行や日常の持ち運びにも適しています。ただし、センサーが小さいため、フルサイズやAPS-Cに比べると暗所での撮影や背景のボケ効果は劣ります。
1インチセンサー
高級コンパクトデジカメに搭載されていることが多いサイズです。スマートフォンや標準的なコンパクトカメラよりも画質が優れており、コンパクトながら高品質な写真が撮影できます。
スマートフォンやコンパクトデジタルカメラの小型センサー
スマートフォンやエントリークラスのカメラに搭載されているセンサーはさらに小さいです。日中の明るい環境では十分なクオリティの写真が撮れますが、暗い場所や光の少ないシーンではノイズが出やすく、画質が劣ることがあります。
レンズの焦点距離が同じでも写る範囲が変わる！？
イメージセンサーから焦点までの焦点距離が同じ場合、センサーサイズが大きいほど、センサー端から焦点までの角度が急になります。
そのため、画角が広くなり広範囲の画像撮影に向いていることがわかります。
フルサイズに拘らなくてもいいと思う
よくカメラを撮影するならフルサイズの方がいいという声を聞きますが、僕はそこまでイメージセンサーのサイズに拘らなくてもいいと思います。
写真の仕組みなどを理解すればいい写真が撮れるからです。
フルサイズの強みとしては、
ボケを活かしたポートレート撮影
広いダイナミックレンジを活かした風景撮影
ISO感度を上げてもノイズが影響しない暗所撮影
が挙げられますが、あまりこういった場面に遭遇しない場合はムリに高価なフルサイズに手を伸ばさなくていいと思います。
この平等院鳳凰堂は僕がまだカメラを初めたての頃に撮影した写真です。
Olympusの EP-L1で撮影しました。マイクロフォーサイズですが、正直一眼レフに引けを取らない出来栄えと思ってます。
また、プロカメラマンでも、飛行機をよく撮影されるルーク・オザワさんは焦点距離が長くなるからAPS-Cサイズのカメラを使ったりするとも仰っています。
最近のカメラはどれも性能がいいので、予算を決めて自分が気に入ったカメラで撮影していくことをお勧めします。
さいごに
以上、センサーサイズについて説明させていただきました。
カメラ選びに迷っている方に少しでも参考になれば嬉しいです^-^
最後まで読んでいただきありがとうございます！
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