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網走刑務所@北海道徘徊記②
網走駅前を流れる網走川にかかる橋を渡ると、それはすぐあった。
勝手に刑務所は人里離れたところにあると思っていたから、松屋とか、ケンタッキーとか、パチンコ屋とかと並ぶように鎮座しているのは意外だった。とはいえ、小説や映画のイメージの刷り込みもあるのだろうが、刑務所がこんなにかっこいい必要があるのかと思うくらい、雰囲気は抜群。
日本最北端の刑務所というロケーションは、島流しのようなイメージで地の果てを思わせるが、発足当時こそ3割以上が無期懲役その他も重罪人ばかりだったが、現在は懲役10年以下の短期収容の施設となっている。
ただ、もちろん塀は高い。以前は日本一脱獄が困難なんて言われたこともあったそうだが、今日日、刑期が延びるリスクを負ってまで脱獄を試みる奴もいないだろう。
刑務所の向かいには、受刑者が作った品々を売る建物。その奥には、受刑者への差入れ用の売店。あいにく2店とも閉まっていたが、差入れって何売ってるのかな?
駅から歩いても20分ほど。川沿いをジョギングしている人も見かけるし、網走の街に溶け込んでいる印象だった。日本で一番有名な刑務所なのだから、隠す必要はないのかもしれない。
『博物館 網走監獄』を訪れたら、そもそもこの刑務所が排斥するような存在ではないことを知った。
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