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誰もがソーシャルアクションできる社会に

どうも、ソーシャルアクションズラボ代表のウッシーです。
フリーランスで仕事しながら任意団体を設立し、10代の若者が孤立せず、生き抜く力をつけていける社会にするための活動をしています。(現在色々準備中)

さて、今日は私が団体を作ろうと思ったきっかけについてお話させてもらいます。


孤立していく子どもたちとの出会い

スクールソーシャルワーカーとして、たくさんの子どもや保護者たちと関わりを持ちました。

◯不登校で親との関係も悪く、部屋に閉じこもっている女子中学生
◯学校にきてリストカットする女子中学生
◯親との関係悪くなり親から離れて生活する男子中学生
◯児童養護施設施設で暮らしていた小学生

そんな子どもたちと関わりを持ち、なんとか状況を改善していくことで、ほとんどが高校進学していきます。
しかし、数年経つと、『あの子高校中退したらしいです。今は部屋に閉じこもっているらしい』と中学の元担任から話を聞くことがあり、誰かに助けてと言えなかったのだろうか、周りの大人は手を差し伸べなかったのだろうか。
とモヤモヤとした感情が残りました。
スクールソーシャルワーカーとして関われる限界も少し感じており、自分はこのままでいいのだろうかと自問自答することが多くなりました。


ソーシャルアクションってなんだ?

そもそも自分がやってるソーシャルワークって何を目指してるんだっけ?
ずっとケースワークばかりやっていると、ケースを改善、終結することだけが目的になってしまうことないですか?
相談は途切れることがありません。
それで給料もらってるんだからいいんじゃない?
という考え方もあるかもしれません。
けど、違うんです。
自分達ソーシャルワーカーが目指しているものは。
初心にかえり、ソーシャルワークのグローバル定義を確認。

そう、社会変革と社会開発。
社会構造に働きかけるのだ。

中学校を卒業し、高校で不登校になったら支援が届きにくい構造になっている。
高校生になると適応指導教室や別室はないし、居場所につながる機会が少ない。
通信制高校は自己管理が基本で、相談は自分からしないといけない。

その「システム構造」にアプローチできていないことがモヤモヤの原因だ。
個別ケースの対応に追われて、中学卒業後のシステムへなんもアプローチができていないこと。
これをどうにかしないとスッキリしないぞ。
せめて、今関わっている子どもたちが中学校を卒業しても誰かに相談できたり、支援に繋がったりするようにしていきたい。
調べてみたが自分の地域には何もない。
ないならソーシャルアクションするしかないな。
はて、ソーシャルアクションってどうしたらいいんだっけ?

本は買って何度も読んだ。
ネットで色々調べた。
けど、自分にできるんだろうか。
なんかよい解決方法が思いつくわけでもないし、お金も時間もない。

そんなことを考えている間に、以前関わりを持っていた女の子が高校を中退していたことを人づてに聞きました。

悩んだあげく、辿り着いた答えは、
「ひとりで悩んでいてもキリがない。
この想いやモヤモヤを誰かと共有したい。
きっと他にも想いを持った人がいるかもしれない。
手伝ってくれるかもしれない。
そのためには、たくさんの人と一緒に何かできないか考えたり、調べたり、行動したりする団体を創るしかない!」
という結論に至りました。
ソーシャルアクションって専門職だけですることじゃないんよね。
自分と同じ子育てをしている世代、それを取り巻く祖父母、支援者など、いろんな人たちを巻き込んでいくしかない。

こんなことわざがあるそうです。
「早くいきたいならひとりでいけ、遠くにいきたいならみんなと行け。」
ひとりは不安だし、寂しいのでみんなと行きたいです。

そこから任意団体設立までの試行錯誤が続きます。
いろんな人に話を聞いたり、突っ走って失敗したり、紆余曲折あり、少しだけ形になってきて、モヤモヤも少し減りました。
紆余曲折の内容はまた、別にまとめたいと思います。


設立講演会やっちゃいます!!

ということで、いろんな人に子どもの現状を知ってもらいたいということで講演会を企画しました!
講師はあの大西良先生です。


子ども食堂の運営や市と連携して大学での教育支援や居場所づくりなんかをやってられます。
最初は団体設立する地元でやろうと思いましたが、コロナ禍もありオンラインにギリギリで変更。
どこからでも、どなたでも参加可能です。
ぜひ、ご参加を!!
まだまだ余裕でチケット余ってます。。
#宣伝不足

では、次回は団体設立にあたって最初に何をしたのかを話したいと思います。
また、いつか!


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