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ちょいちょい書くかもしれない日記(うろうろ)

もはや初夏の日差しだ。
車を降りて歩き始めて三分くらいで、ああ、こういうときに日傘を使うのだな、と気づく。
去年買った日傘は、サイズが大きなものにしたらとても重くて、しかも数回、雨に降られたら、明らかに傷んでしまった。
安物買いの銭失いというやつだ。何度繰り返せば気が済むのか私よ。
まあでも、何事も経験。よくある肩幅すら覆えないようなレディース日傘より、メンズのでっかい日傘のほうが実用性が遥かに高いことはわかった。
それを踏まえて、今年はちょっといい奴をもう買ってある。
でも、片手を傘に奪われるのがどうにも煩わしくて、つい使うのを忘れる。
両手が空いていないと妙な不安を感じるのだ。
前世は侍か何かだったのかもしれない。
いっそ頭にベトナムのノンラーの親玉みたいなでかいやつを載っけて歩きたい。
そういえばかつてハノイで買ったノンラー、とても丈夫で、今も庭仕事のときに使ったりするのだが、似合いすぎて自分でもちょっと引く。
現地のガイドさんも、「観光客ってわからなくなるから。外して」と言っていた。

色んな銀行を巡っていると、同じ書類を貰うのにも、微妙に違う対応をされるとのだなと感心する。
今日、いちばん感心したのは、亡き父が洗濯してホニョホニョにしてしまった紙幣を日本銀行で交換して貰ったら、なぜか二千円札で渡されたことだ。
使えない紙幣が、使いにくい紙幣になって戻ってきた。
極めて微妙である。
銀行で、手数料を払うときに使おうと思う。
それはそれとして、日本銀行の守衛さんたちは、とても親切であった。
謎の入口からニョロリと入ってしまった不審な女を、「ぐるーっと回ったところに入口がありますからね、そっちの守衛に連絡を入れますから」と送り出してくれたし、連絡を受けた守衛さんも、伸びに伸びて待ち受けてくれていた。
かたじけない。
夏からずっと、人の親切で生きているなあ……。

ワレ生きとったんかい!

こんなご時世なのでお気遣いなく、気楽に楽しんでいってください。でも、もしいただけてしまった場合は、猫と私のおやつが増えます。