椹野道流

猫に仕えたり、専門学校で解剖学や法医学、公衆衛生学を教えたり、たまに医師のお仕事も。メ…

椹野道流

猫に仕えたり、専門学校で解剖学や法医学、公衆衛生学を教えたり、たまに医師のお仕事も。メインのお仕事は小説家です。「祖母姫、ロンドンへ行く!」(小学館)、「最後の晩ごはんシリーズ」(角川文庫)、「鬼籍通覧シリーズ」(講談社文庫)、「時をかける眼鏡」(集英社オレンジ文庫)など。

マガジン

  • ちょいちょい書くかもしれない日記

    気が向いたら覗いておくれよ。

  • たまに書く日記

    そのまんま、気が向いたときにさらさらっと書く日記です。

  • たまにあいつらが作っている料理

    拙著に出てくるキャラクターたちが、お喋りしながらごはんを作ります。ちゃんとした計量などはあんまりしません。

最近の記事

ちょいちょい書くかもしれない日記(体力回復)

咳と息苦しさは相変わらずだが(そして昨年の経験から、これはおそらく月単位で残る)、比較的ぐっすり眠れるようになってきた。 恐ろしいことに、これは新型コロナウイルス感染症からの回復に加え、髪を切った影響も大いにある気がする。 昭和の婆がやっていたように、こめかみに切った湿布を貼らずにいられなかった額の激痛、頭皮の激痛が、切る前に比べたら70%ほども減じた。 うなじの痛みもだいぶ軽くなってきた。 「髪の量が多くて、首が細くて長い人はそうなるって聞いたことありますよ……」と美容師さ

    • ちょいちょい書くかもしれない日記(トマトソース)

      玄関先で鉢植えにしているミニトマトは、恐ろしく樹勢が強く、三本立てた支柱にぐるぐる巻き付けるように育てても、180cmの高さを使い切る。 実はミニトマトにしては大きく、ミディトマトにしては小さい。そんなサイズで、けっこうたくさんなる。 皮はしっかりしたタイプなので、雨に当たってもめったに実割れしない。 梅雨の時季に結実するので、この打たれ強さはけっこう嬉しい。 そんなわけで、毎日、水やりのたびに真っ赤になったのをもいで玄関の靴箱の上に置く、というのを何日も繰り返していたら、体

      • ちょいちょい書くかもしれない日記(ラプンツェル)

        塔から長い長い髪を垂らしただけでなく、それをロープ代わりにして王子様に上らせたラプンツェル……。 子供の頃はそんなことを微塵も思わなかったけれど、今、思う。 あいつ、とてつもなく頭皮と首が強ぇ。ただもんじゃねぇ。 私は胸にも届かないうちに力尽きてしまった。 頭皮の凝りと痛みに耐えかねて、髪をバッサリ切ったら、まあ頭が軽いこと軽いこと! 耐えがたかった頭皮の痛みも、うなじの痛みも、ずいぶん軽くなった。 代償に、髪のおさまりが凄まじく悪くなった。 これまでは、髪の自重で一応まっす

        • ちょいちょい書くかもしれない日記(散髪)

          療養せねばならんとはいえ、ずっと寝ていたら体力が落ちていくばかり。 膝の負傷も、そろそろ使いながら整えていきたいところ。 途中で電池切れしても別に構わない、あまり激しい動きがない、そしてなるべく若干の生産性を求めたい。 買い物、あるいは散髪が適当であろう……というわけで、美容院の予約を取った。 私が長らく行きつけにしている美容院は、紆余曲折を経て、ほぼ予約制、美容師ひとりだけで、他の客と被らないシステムで営業しているので、たとえ咳き込んでも問題はない、と言ってもらった。 「大

        ちょいちょい書くかもしれない日記(体力回復)

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        • ちょいちょい書くかもしれない日記
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        • たまに書く日記
          4本
        • たまにあいつらが作っている料理
          2本

        記事

          ちょいちょい書くかもしれない日記(お祝い)

          クリニックでの再検査で、抗原はもう出ていない、一安心ね、と言われた。 ただ、喉の炎症は変わらず続いているし、新型コロナにつられて大暴れ中のアレルギーが酷いありさまなので、今週いっぱいはきっちり休んで体調を整えてね、と釘を刺された。 「でも明日、講義やりたいんで、咳止めを……」 と言いかけたのを皆まで言わさず、 「いいですか、基本的に、お薬で症状を抑えるのは、しっかり身体を休められるようにするためであって、いち早く働けるようにするためではないの。薬を飲まないと咳が止まらないなら

          ちょいちょい書くかもしれない日記(お祝い)

          ちょいちょい書くかもしれない日記(薬)

          何故か、先日、新型コロナウイルス感染でお世話になったクリニック、処方してくれた薬が見事に日曜の夜で切れるようになっていた。 月曜が祝日で休診だというのをコロッと忘れておられたらしい。 もっとも、新型コロナ用の処方というのは頓服のアセトアミノフェンだけで、あとはアレルギー性鼻炎の薬ばかりだ。 本来はさほどクリティカルではない……はずなのだが、新型コロナ感染直後から、信じられないほどアレルギー症状が容易く、そして強く出る。 花粉症真っ只中くらいの鼻のむず痒さと鼻づまり、アトピーの

          ちょいちょい書くかもしれない日記(薬)

          ちょいちょい書くかもしれない日記(連休)

          あら、月曜はお休みなのか、と朝、テレビで天気予報を見ようと思って気づく。 あんまりお天気がパッとしない週末で、旅行中の人たちはちょっとアンラッキーだったかも……? というか、ちょうど日曜の夜で薬が切れるように処方箋を書いてくれたクリニック、なかなかうっかりしているかもしれない。 薬が切れるとたちまち咳が増えるし、鼻水と痰も増す。 素の現状はこんな感じか、まだまだだな……と実感しながら、手持ちの市販薬の中で代用になるものを服用し、今日もまた、しょっちゅうベッドに転がっている。

          ちょいちょい書くかもしれない日記(連休)

          ちょいちょい書くかもしれない日記(ミニトマト)

          膝がやはり少し腫れてちょっとした弾みで痛むので、そろりそろりと家の中をこそ泥のようなアクションで移動している。 新型コロナウイルス感染症のほうは、トレーシングペーパーをぺろぺろとむしるように、少しずつ病状は軽くなっている、が、今朝も咳で目覚めた。 いったん咳が出ると、喉から血が噴き出すんじゃないかと思うくらい止まらなくなる。 起き抜けのこの消耗、意外とつらい。 当初よりはまとまった時間眠れるようになったが、それでも、症状のあれこれは薬が抑えてくれているだけだなと実感する瞬間だ

          ちょいちょい書くかもしれない日記(ミニトマト)

          ちょいちょい書くかもしれない日記(やや回復傾向)

          ようやく、解熱剤を飲まなくても、熱が37度台前半くらいに落ち着いてきた。頭痛も軽減傾向だ。 ただ天気がよろしくないので、気圧が起こす頭痛も加わり、結局頭は痛い。 これさえなければ、布団で本でも読めるのになあ、と残念に思う。 テレビはどうにか観られるようになってきたので、Tverで「降り積もれ孤独な死よ」の一話を休み休み見た。 回復傾向といっても、ドラマ一話分を一気に見通せない程度なのだ。情けない。 私は小日向文世さんが物凄く好きなのだが、毎度、この人何か裏があるんじゃないか…

          ちょいちょい書くかもしれない日記(やや回復傾向)

          ちょいちょい書くかもしれない日記(なお病中)

          わー。トータル三万回もスキしていただいたのですね。しがない小説家の日常記録に……ありがたいことです。 これからも、よろしければお付き合いください。やっぱり反応があると、ストレートに嬉しいもんです。(前文おわり) 昨夜は咳に加えて何故か身体じゅうあちこちが痒くなり、やっぱりろくに眠れなかった。 特に薬疹とか蕁麻疹とかそういうことではなく、一見正常な皮膚がやたらに痒いのだ。我慢出来ずに掻くと、軽く掻いただけでたちまちミミズ腫れになる。刺激に対して過敏になってはいる。 鼻のムズム

          ちょいちょい書くかもしれない日記(なお病中)

          ちょいちょい書くかもしれない日記(病中)

          横になると咳が出やすくなり、どうにも眠っていられない。 熱が上がってくると、眼球を後からぐいぐい押すような、奇妙な頭痛が起こる。 うつらうつらしては30分おきくらいに目を覚まし、朝を迎えてしまった。 まったく休めていない感じがする。 水を飲むと喉に染みて痛い。 だいたい前回と同じ流れだが、前回よりは幾分マシな気がする。 単純に、こっちが慣れているからかもしれない。 自宅にいると誰とも話さないので気づかなかったが、心配して電話をくださった高田兄と喋ろうとしたら、酷くひび割れた声

          ちょいちょい書くかもしれない日記(病中)

          ちょいちょい書くかもしれない日記(一年ぶり二度目)

          日曜日、鎌倉からの帰り道、新幹線の後ろの席の人がずーっとえずきながら咳をしていた。 混んでいたので他の席に移れず、やだなあ……とマスクを外さずにいたけれど、逃げ切れなかった模様。 喉が焼け付くように痛み、ああこれは知っているやつだ、と耳鼻咽喉科医院に行った。 先生は「全然そんな気はしないけど、それでも調べる?」と気乗りしない様子だったが、こちとら学校の先生をしている以上、いい加減なことはできない。 強く要望して検査してもらったら、案の定、コロナ陽性だった。 ほぼ一年ぶり二度目

          ちょいちょい書くかもしれない日記(一年ぶり二度目)

          ちょいちょい書くかもしれない日記(ジェルボール)

          ジェルボール、ご存じだろうか。 そう、洗濯に使うあれ。四角いブロック状の、洗濯機にぽんと放り込めばいいだけの便利な洗剤だ。 あれが、我が家には600個近くある。 これでも、日々使いまくって、だいぶ減らしたのだ。 何故そんなことになったかといえば、原因はひとことで言えば母の認知症である。 昨年、新型コロナに倒れるまで、母は「頻繁に洗濯し過ぎる人」だった。 認知症がもたらす強迫観念が徐々に強くなり、洗濯機の中に少しでも洗濯物が入っていると、耐えられなくて回してしまうのだ。 ひっき

          ちょいちょい書くかもしれない日記(ジェルボール)

          ちょいちょい行くかもしれない日記(鎌倉)

          業界の兄、高田崇史氏のファンの方々の集いにお邪魔することになった。 公暁を主人公とした演劇……の前に、高田兄のミニトークショーがあるというので、是非とも拝聴せねばと思ったのだ。 ただ、場所が遠い。 バチクソ遠い。 いや、テーマが公暁ならしょうがない。鎌倉なのだ。 でも、わざわざ日曜日の、鶴岡八幡宮のお祭りに合わせなくても……いや、それも第四代別当を務めた公暁なのでしょうがないのか。ないな。 そんなわけで、朝から新幹線に乗って、新横浜で降り、鎌倉へと向かった。 新幹線の中で微妙

          ちょいちょい行くかもしれない日記(鎌倉)

          ちょいちょい書くかもしれない日記(餃子)

          月イチのマッサージに朝から行った。 いつも同じ施術者を指名しているので、もうすっかりお馴染みだ。 「1ヶ月が早すぎる!」という感慨が、共通の挨拶になっている。 マッサージの間、色んな世間話をするが、今日は高校生の娘さんにアニメイトに初めて連れていかれた話を聞いた。 娘さんは今、どんなアニメがお好きなんですかと訊ねたら、ハガレンとNARUTOだという。 え、今の高校生、えらい渋い好みだな。 「どんなアニメかよく知らないけど、見て大丈夫なやつですかね?」と問われたので、どちらも名

          ちょいちょい書くかもしれない日記(餃子)

          ちょいちょい書くかもしれない日記(会食)

          ようやく父の相続の申告を提出した。まあたぶん色々言われると思うので長丁場になるだろうが、とにかく出すだけは出した。 これから地獄みたいに地道な解約作業の数々が待っているとしても、大きな一段落だ。 前から弟とやろうと言っていたので(奴は言うだけだが)、父がどこよりも愛した中華料理店で、今回、本来の仕事の枠を越えて父のために大車輪で動いてくださった公認会計士A氏と、不動産の売却に留まらず色んなことでお世話になりまくったM氏をお招きし、父を偲んで会食をすることになった。 そういえば

          ちょいちょい書くかもしれない日記(会食)