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ちょいちょい書くかもしれない日記(トークイベント)

東京の、ジュンク堂書店池袋本店さんで、まだ出来上がってもいない近未来の拙著「小説家、ありふれた家を建てる」のトークイベントをやらせていただいた。
本を読んで貰う前に、私のこれまで住んできた家、訪ねてきた家について語らせていただこうという、我ながら面白い感じのイベントだ。
先日、推しのサイン会に行って、参加者側の気持ちをギニャーッとなるほど味わってきたので、お迎えする側としては、緊張感をできるだけなくせるよう、楽しく過ごしていただけるよう、全力を尽くさねば……といつも以上に気合いが入っていた。
が。
その気合いが前を向いて放出されないのが私。空回りとか絶対にしないのが私。いつだってエコ。
むしろいつも以上にゆるい空気を出すほうに頑張ってしまったかもしれない。排気量のでかい馬鹿である。
というか、むしろお客様に凄く暖かい雰囲気で迎えられ、いつも90分真面目に講義ばかりしている私が、ゆるゆると楽しく同じ時間を語らせていただいた。
サインもせいぜい10人くらいかな~と思っていたら皆さん長い列を作ってくださって、ありがたい限りだった。
本当はもっとおひとりずつ、ゆっくりお話しできたらいいんだけど。
でも、短いからいい、というところもあるのかもしれない。

何にせよ、鬼瓦レッド氏が相手だと安心度がマシマシなので、いい感じで話をさせてもらったと思う。
オンラインで、たくさんの方々に色んな場所から、あるいはアーカイブの形で時間差参加していただけたのも嬉しかった。
全方位、ありがたしありがたし。
アフターは、炊きたてのご飯を食べるお店で軽い打ち上げをして帰宅した。やはり、青森の「青天の霹靂」は、おかずを支えることに全振りした、とても清々しくおいしいお米だ。改めて、大好きになった。

それにしても、おひとりだけ男性、しかもだいぶパイセンの方が来てくださったのだが、あとでサイン会のときに、「こういうのって紅一点の対極で何て言うんでしょうね」と私が首を捻っていたら、とてもさりげなく「じい一点です」と言ってお帰りになった。
日付が変わった頃に突然ジワジワ来ている。
誰うまが過ぎんか。
ご参加、本当にありがとうございました。

こんなご時世なのでお気遣いなく、気楽に楽しんでいってください。でも、もしいただけてしまった場合は、猫と私のおやつが増えます。