ちょいちょい書くかもしれない日記(バッタリ)
あれこれやっていたらすっかり遅くなってしまったな、というか朝やん、急いで寝よう……と歯を磨いていた午前4時過ぎ、施設からの電話。
母がまた廊下を徘徊して転倒したため、夜間救急に念のため連れていきます、という連絡だった。
ただでさえ人が少ない夜間に申し訳ない。
私が行けば、検査や診察をしているあいだ、施設の人は戻って仕事を続けることができるだろうから、行きますと言って、コーヒー一杯を眠気覚ましに飲んで、家を出た。
高齢者あるあるで、母は受け身の姿勢が一切とれないので、どうしても顔面やおでこを打ってしまう。
まあ、今回は大ごとにはなっていないようなので、朝になってから帰宅し、猫の世話をして少しだけ眠り、もはや毎月の習慣であるリラクゼーションサロンに行った。
上半身を揉んでもらい、少しスッキリ。
背中から首にかけて、物凄く凝っているというか、緊張していますね、と言われた。
そうだろうなあ。
ついに実家を引き渡す&残金が振り込まれる日が決定した。
それに先立ち、司法書士と母の直接面談による、売却の意思確認が必要になるのだ。
私自身が母に会いに行くときにも少しばかり勇気と踏ん切りが必要だというのに、他人、しかも母の権利を守らねば系の人たちと母を面会させ、そこに同席するのは、どうにも気が重い。
いつも、自分がささやき女将になったような心持ちがする。
誓って母の権利を侵害するようなことは何もしていないし、司法書士も母のような人の案件には慣れっこだそうで、特に心配はないと思いますよ……と、不動産売買を仲介してくれている人は励ましてくれたが、やはりいつも心に引っかかっている。
母の心身の調子は、誰にも予測できないほど不規則に、かつ大きく変動する。
当日の状態を心配しても意味はないのだが、どうぞ調子のいい日に当たりますように、突拍子もないことを口走らない日でありますように、手が震えすぎて何も書けない日ではありませんように、秒で寝てしまう日でもありませんように、とことあるごとに考えては祈ってしまう。
このオロオロ感、たぶん、弱っていく親に接し続けてきた家族でないとわからないんだろうな。
とはいえ入院中の、このままダメになってしまうのでは……という状態を思えば、施設に戻り、お馴染みのスタッフと会話ができるようになって、母の状態はいくぶん上向き、安定していると感じる。
転倒は避けたい事態ではあるが、本人が歩こうとするのを阻止することはすまい、と、先日関係者で意識を共有した。
家族としては、転倒を完全には避けきれないという認識を持ちつつ、施設の方々と意見を出し合い、最大限に転倒を防ぐため、共に試行錯誤していく。そんなところだ。
弟と私の認識がまったく同じであり、万が一のときに難癖をつけにくるような人間が存在しないことをご存じなので、施設の方々も母を自由にさせてくれているし、事故ったときは正直に速やかに教えてくれる。
今のところ、とてもよい関係を築けているように思う。
帰宅したらもうヘトヘトだし眠いしでボロ雑巾の有様。
買ってきた中華粥がとても美味しくて、まさに滋味という感じだった。
身体の中から温まったので、牛になる覚悟で布団に潜り込んだ。
昼間の仮眠は2時半までに、しかも15分ほどの短時間にとどめよと先日テレビで言っていた気がするが、両方ガン無視してたっぷり寝てしまった。
15分とか絶対むりやん、と言われるたびに思う。
寝ているあいだに夜になってしまったので、あとはゆっくり過ごす。
寒すぎるし、とても疲れてもいるので、お風呂はパスして夕飯は鍋にした。
寝具を明日洗濯するつもりなので、こんな無精も許される……ということにする。