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考えるのはしんどい(ネタバレあり)

木曜夜に夜更かししてしまいました。(体調的に余力がある証拠です)

「子宮の沈める」を観ました。

途中から 確かこんな事件あったな。と思い、調べたら、やはり実在したことを題材に描かれている作品でした。

幼い姉弟が放置されゴミをあさり、挙げ句の果てに下の子は死んでしまい、その遺体には虫がわく、というなんとも信じがたい悲劇。

芦田愛菜ちゃんの「mother」では、実母の虐待が酷く、かなりの衝撃を私は受けたのですが、「子宮に沈める」は、リアリティそのもので、その事件の様子が容易に想像できるものでした。

ガムテープで密閉された部屋で、幼子が悲惨な状態で過ごす様子は、長回しのシーンが多く、セリフもほぼ幼児の自然な意思に任されているのか、地上波のドラマとはやはり違う現実味あるものでした。

孤独な子育てを強いられた若き母が悪いのか、旦那や知人が悪いのか、はたまた周囲の大人か、社会か、考えても埒があかなくてしんどいばかりでした。

もちろん幼子たちが被害者でありますが、母もそうなのではないか。いや違うのか。わからないまま悶々としましたが、こういう悲惨なことがとにかく減ってくれることだけを願いたいと思います。

この作品が啓発的な物になり、いろいろな大人に観て欲しいと思うのですが、物の見方があまりにも自分と違う人間がいることを知っています。

私にとり、子供というものは、無垢で可愛く、存在に癒しをもらえますし、動物や植物も同じで、好きてすし、できたら、スクスク幸せにその命を全うして欲しい。

だけど、子供なんか嫌い、うざったい、関わりたくない、・・・そんな人がいることも知っています。また、何かをきっかけとして、虐待やネグレクトになることも、映画のように、多いのでしょう。

そうなりますと、そうならない何か。環境、社会などを作り上げていかないとダメなのです。大変難しい課題ですよね。

どうか心ある人が何か気付いたら、知らぬふりをしないで助けて欲しい、それが願いです。

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