最近嬉しかったこと
久々の投稿です。
最近ちょっと嬉しかったことを書きます。
「ピアノ楽しいと言っています」そんな言葉を、ラインのやりとりで頂きました。普通の会話ですが少し特別な気持ちになったのは・・・・・・・。
私の仕事はピアノの先生です。厳しい先生だと思います。愛情は誰よりも深いと思っています。
愛情ゆえの厳しさ、でしょうか。
どんどん練習し、吸収し、レベルアップしていく子は良しとしますが、そうでは無い子が大半です。
中でもやる気のない子はあまり来ていませんので、吸収が遅い子、または理解力が低い子、といったところでしょうか。
やる気はある、休まず来る、でもなかなか実力のアップデートが難しい子、がいます。
私はそういう子にも、歯に絹着せず、伝えるべきことを言います。
さっき言ったことだよね、先週もやったよね、何回も言ってるけど少しは覚えなきゃ、真剣に頭と目と耳を使って、 など文にすると結構きついですか。
余談ですが、最近おっとりしている子であまり覚えが良くない子に、「頭使って」「頭で弾いてごらん」そんな声かけをします。目は楽譜を見ている、耳も聞こえる、という生徒さんですが、脳がレッスン時にフリーズしている子がいます。その声かけをすると、生徒さんの目は若干開き、スイッチが入ったかのような読譜、演奏ができることが多いのです。声かけって大事ですね。
話を戻しますが、そんな子たちにビシバシレッスンをし、お母様からもラインなどで相談されますと、本音で、何が今必要かを返信いたします。
そのような、お母様も悩み、私もレッスンでどうしてあげるべきかを悩む子がいて、そのお母様から、冒頭のお言葉をラインでいただいたのが大変、嬉しかったのです。ご本人は他意はなく、返信されたと思いますが。
私としては、そのような厳しいレッスンをしているのに、<楽しい>と思ってくれるなんて不思議で、愛情ゆえの厳しさを理解してくれているのだ、と嬉しさでいっぱいになったのです。
厳しいから嫌、難しいから嫌、上手く弾けないから嫌、って感覚になってもおかしくないのですから。
聞くと、そのきょうだいの下の子は、他の習い事の日は荒れに荒れて大変だと伺いました。ピアノは楽しく通っている、そのことがお母様も嬉しく思って下さるようです。
ただ褒めるだけ、は嬉しさはあれど上達はいたしません。
子育て同様<飴と鞭>のバランスが大切ですよね。
また今回のラインで感じたのは、
私ってこういうことに大きく気持ちが動くんだ(感動するのだ)タイプなのだと、再確認できた事が収穫です。
本当にこの仕事ができて幸せです。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?