「能動的なやりたい」を大切にする、しなやかで強いコミュニティを目指して。


8月が終わる。1ヶ月もあると、色んなことが起こるけれども同時にたくさんのことが忘れ去られる。

雨が続いた7月からがらりと変わって、8月はぎらぎらとよく晴れていた。POOLOのキックオフを参加者の誰もいないオフィスで行った8月1日。コロナで帰省のできないお盆。緊張感のあった中野の演劇の会場。

谷川岳への登山。炎天下の直射日光を浴びながらの築地でのBBQ。茅ヶ崎の海でのテキーラ。六本木にある読書喫茶「文喫」での滞在。コロナで変わってしまったこともあるけども、今年らしい夏を過ごした。

そして、最後にまたPOOLOについて語りたいと思う。メンバーから共有された記事をどうして共有したく...。


特別な瞬間を刻むために?

POOLOメンバーの1人からおすすめの記事が共有された。

「ほんまにおすすめです。今まで読んだnoteで1番好きです。ぜひとも!読んでください(必死)」

Slackで流れてきた記事をすぐに開いた。文章の中で好きな部分を抜粋する。(素敵な文章なので抜粋が長い...)

でも、私は確信します。

 「見慣れてしまわない景色」は、どこにもないのです。

「特別な人」も「特別じゃない人」も、同じ所で停滞すれば、眼前の景色に慣れてしまうものです。ダイナミックなそれも、平々凡々なそれも、そうなったらばただの日常。

だから、別に「特別な人」になんてならなくていいんです。そんなこと、大差ないのですから。

それよりも、私たちは「特別な瞬間」を積み重ねるべきでしょう。

「特別な人」には、誰もがなれるわけではないですが、「特別な瞬間」を積み重ねることは、誰にだってできる。
だから、どうかみなさん、思いっきりバレーボールをやってください。

春がきたら、友だちと野原を駆け回ってみてください。

小さくたてたダイエットの目標は、ぜひ達成してください。

旅行にいくため、貯金にもチャレンジしてください。

好きな人には、好きだと伝えてください。
そんな特別な瞬間を、ひとつひとつ丁寧に、積み重ねていってください。

なんて素敵な記事。

「見慣れてしまわない景色」は、どこにもないのです。

自分が動かないと景色は変わらない。それは旅をしていても同じ。誰かの景色を羨ましがるのではなくて、自分だけの景色、自分だけの特別な瞬間を大切にすること。誰かと比較をしないこと。自分らしくあること。

9月にウェルビーイングをテーマとした講座があるのだけれども、なんだかヒントがたくさんある気がする。POOLOメンバーと「自分にとって豊かな時間をどう作るのか?」なんていうテーマで議論をしたら楽しいだろうな。

追記:
最後のライター名をみたら友人の名前でええ!と驚いたのはここだけの話。

コミュニティは次のステップへ

8月はみんなで「持続的ないいコミュニティ」について考える時間を作った。チームメンバーでチームビジョンやチームの目標について考えた。そして、キーワードであがった「誰も取り残されない世界」。たくさんのメンバーがこのフレーズを称賛していた。「素敵ですね...!」と。

そんな中メンバーからのこんな投稿があった。

みんなの共感を多く集めた回答。
「誰も置いていかない世界をつくる」

すごい、とても好きな言葉。
考えた人は心がすごく優しい人だ、多分。

ふと、思う。
置いていかない世界の、外側にいるのは誰だ?
置いていかれている人。

ここで違和感。
じゃあ、置いていかれている人って、誰だ?

メンバーから違和感や意見が出てくることはいい兆候だ。心理的安全性はよく誤解をされる言葉だけれども、チームで仲良くすることではない。

「このチームで、もしリスクをとったとしても、対人関係上(亀裂や破壊がおこらない)であろう」という(チームに)共有された信念」

もちろんこの共有された信念はすぐにはできあがらない。みんなと本音の対話をしながら「心理的安全性が高い組織」についても議論をする必要がありそうだ。そんなことを感じたnoteだった。

「能動的な衝動」でつながる

最後は組織の形態と絡めて。

POOLOでは自律分散型な組織形態をとっている。自律分散型はメンバー同士のつながりを大切にするモデルだ。となると、「つながり生むために必要なこと」が大切なテーマになる。僕の仮説は「個の能動的な衝動」

「こんなことをやってみたい」という衝動やアイディアでメンバー同士がつながり合う。誰かの衝動に触発されることもある。

コミュニティ全体では「これをやってください」というスタイルではなくて、メンバーがやりたいと思えるように焚きつけることが求められる。そして、メンバーが自分の衝動や意思で動いてこそ「自分だけの特別な瞬間」は現れると思うのです。

8月も終わり。
来月も楽しみなのは僕だけではないはず。

またね。

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ありがとうございます!また新しい旅に出て、新しく感じたことや学びを言葉にできればと思います!あるいは美味しいお酒を買わせて頂きます。そして、楽しい日常をみなさんにお届けできれば。