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Essay:食べること 太ること 美しくなること。
ふと、頭にさくらんぼが浮かんだ。
クリームソーダの上にのっている、なんとも言えない派手なピンク色とは違う、とれたてで皮に張りがありつややかに光を反射している、それ。ピンク色というよりは、赤と黄色のグラデーション。
何故突然さくらんぼを思い出したのか…フレッシュな気分にでもなりたかったのだろうか。
ブドウパンやお惣菜を頬張りながら、まっっっっっったく関係のないさくらんぼが、はっ!と頭に浮かんだ違和感は、アイテムのかわいらしさと同時に少々の疑問符を頭に張り付けた。
フレッシュななにかがこの先に待っているのだろうか。
30も過ぎると、昔とは中身が変化してきて
周りの大人たちと同じように、若々しくフレッシュな若者たちがまぶしく映るものなのである。
…ダイエットしなきゃなぁ。とか思いながら着実にweightを積み重ねていく毎日。過去に「私のMax体重のボーダーはここだな。」と認知していた到達点はとっくに超えた。体重増加とは、青天井であることを30という体質激変期に現実として目の当たりにしてしまうのである。現実とは、残酷だ。
「痩せればそれなりに眩しいのよ。」
そんなことを真面目に強気に思っているのだから、人間…というか私は大変ふてぶてしい。勝気というものだろうか。
最近めっきり手を離していた、恋愛なんてものに再び触れた方が良いタイミングとも言えよう。
恋すれば、大体綺麗になる。但し、痩せるかはまたべつ問題だ。
そんなことを取り留めもなく考えながら、寒くなってきた今日と明日からの冬の足音を感じつつ
中華まんとか食べるんだろうなぁ。
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