短歌をよむ
できるだけしょぼい装備でキャンプする 性善説をしんじてるきみ
上階に住む4歳のゴジラ日々すくすく育ちひびく足音
夏の夜の東京音頭の天皇を称えるとこだけ踊りをサボる
龍のいない器で食べる辛ラーメン 口から炎を出すおれがいる
にんげんがえさを置かなくなった世でどこにもあつまれないねこがゆく
もっとでかい生き物がいる世界線そこでおれがちいかわになる
新米のシールがひかる米袋 研修中の店員のレジ
あいふぉんのりんごを少し煮てみたりアップルパイをつくってみたり
トーク画面擦り切れるほど読み返す文通しようよあるくはやさで
おまえらが寝ている間におれさまは葉っぱを絵の具の赤と黄で塗る
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?