移住日記 -2日目

やることたくさん。
忙しくて、寂しさに浸る間がありません。
引越し当日のスケジュールはざっとこんな感じ。

〜15:00 自宅の掃除の仕上げ
15:30  保育園で卒園式
16:00  帰宅・風呂・荷物チェック
17:00  家族との食事
19:00  子供の友人からのお見送り
20:00  舞鶴港に向けて出発
22:30  舞鶴港到着
23:30  乗船、北海道LOVE割を一気に消化
23:50  舞鶴港から小樽港に向けて、フェリー出港

〜15:00
節約するため、自宅をハウスクリーニングを入れずに自分たちで掃除をすることにした我が家。当初は節約のためだった、セルフクリーニング。以外にも、セルフクリーニングがもたらしたのは、マイホームへの思い出旅行。2月中旬からコツコツと掃除をしてきた結果、マイホームへの感謝と思い出が蘇ります。

保育園と同じ高さにした階段(大変登りやすい)
家電収納を考えて配置した11個のコンセント(収納棚にもコンセントを設け、掃除機をスマートに充電できる)
メンテナンス重視のオールステンレスのキッチン(確かに掃除しやすかった)
水回りもメンテナンス仕様のタイル葺き(クッションフロアよりも清潔さを保ちやすかった)
淡路瓦の玄関タイル(淡路島の瓦工場まで訪ねていったな)
床を無垢材にしたリビング(寒くなく暑くなく、そして柔らかい)
防犯性を意識してつけた窓の数々(玄関以外から侵入するの、きっと大変)
戸建てながら明石海峡大橋が一望できる立地(地盤改良もちゃんとした)
夏に花火を家族と見た大きな窓。
保育園の送迎でバタバタした玄関。
子供が散らかしたブロックを踏み激痛に泣いた無垢材の居間。

帰宅後に妻と一緒に図面を作ったなあ。
小さなアイデアをたくさん詰め込んだな。
建てた時は北海道移住なんて、全く考えてなかったのにな。
コロナがなければ、緩やかに定年まで働いていただろうにな。

なんてことも考えながら、掃除の総仕上げとして、窓のサッシ、床に接した幅木のほこり、扉の上部などの埃も全て拭き取っていきます。
うむ、隅から隅まで磨き上げることができたと思う。

15:30
掃除を切り上げ、保育園に子供を迎えに行きます。
保育園では、一足早い卒園式を開催してもらうことになりました。
長女は一人で卒園式をするのは嫌だと号泣。
娘のお友達は、行かないでー!と号泣。
お友達の一人からは「なんで、北海道に連れて行くんだ!」と怒られました。
保育園の先生方、そしてお友達のみんな、本当にありがとうございました。

16:00
帰宅後は、ダッシュで風呂に入る。
両家の親との最後の晩餐に向けてまで、時間はないぞ、子供たち。

17:00
近くのちょっといいスーパーで買ってきたお寿司で最後の晩餐。
子供たちの賑やかさと準備の忙しさで、ワイワイガヤガヤ。
長女の食欲は、相変わらずすごいぞ。
歯磨きをしたから、車で眠っても大丈夫だ。

19:00
子供たちの友達が、最後のお別れをしに、自宅に訪問。
親に怒られるほどはしゃぎまわる子供たち。
こんなに友達に慕われていたのかと、とても嬉しい。
直前にたくさんのお菓子のプレゼントももらう。
当分、子供たちはお菓子に困らないな。
トランクの荷物はパンパン。
車を買い替えて、良かったです。
(前車のPANDAはかわいくて、気に入っていたのですが、なにせ小さい)

20:00
いよいよマイカーで自宅を出発。
ここにきて感極まる祖父母と子供達。
家族に大きな負担を強いての移住。
車内の空気の重さに、背筋を伸ばされました。
出発後しばらくして子供達は爆睡。
大切な友達とはしゃいで、さよならをして、疲れたんだろうな。

熟睡。首をこれだけ傾けても、寝違えないのが、若さか。

22:30
舞鶴港に到着。23時50分の出港に、余裕で間に合った。
と思ったのも束の間も、ほとんどの人は乗船手続きを済ませているみたい。
熟睡の子供達を起こして、乗船ロビーに向かいます。
甲板への駐車は、我が家一番のドライバーの妻に託す。

23:30
乗船すると、フェリーの売店に人だかりが。
舞鶴港から小樽港までは、ほぼ1日かかる。
そのため、フェリーは宿泊施設とみなされ、全国旅行支援が適用されるとのこと。
平日なので、2000円×5名分=10000円!もクーポンが出る。
これはラッキー!
しかし思わぬ落とし穴が。
フェリーが出港すると圏外になる。
しかもクーポンの期限は明日中まで。
つまり、今使ってしまうのが良いってことですね!
こんな事情もあって、乗船者のみなさんは、フェリーの売店に集結。
我が家も売店で、ビシバシ買い物。
白い恋人、ホタテの干物、清涼飲料水、そして高級顔面パック。
クーポンをしっかり使い切って、船室へ。
白い恋人、久しぶりだなあ。
とても楽しみだ。

23:50
寝床を整えているうちに、フェリーは静かに出港。
「うわー動いてるー」と子供達の歓声。
子供の興奮を抑えて、とりあえずみんなで就寝。

怒涛の1日が終わった。
でも、これで良かったと思う。
思い出を丁寧に振り返るには、重すぎる1日だった。
フェリーの心地よい揺れに、あっという間にみんなは眠りに落ちた。
明日はフェリーを、めいいっぱい楽しもう。

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