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#6. 40代からの“何も目指さない戦略”

会社員をやめてから、その時その時
伝えたい!と思ったことや、誰の役にも
立たないことを、世に発信するような
ことを細々と続けてきたわけですが、

私は●●の専門家です!!

ということを堂々と言えず、何者でもない
自分が一体どこに向かってるのか
自分が一番よくわかってなくて、
モヤモヤして苦しいと思う時期が
ありました。


同時に、何かの媒体で紹介して頂く際、
インフルエンサーが直面しがちな、
「肩書きどうするよ?問題」なども
モヤモヤの一因になっていて、


うーん、無職みたいなものだし、
書くことが好きだからブロガーで!」


なんて伝えようものなら、先方から
「ブロガーじゃちょっと、、」と
困った顔をされて1000%の確率で
却下されてしまいました。むりくりでも
「何者かである風」にしないと、記事に
説得力がなくなり、見栄えも良くない
らしいのです。


そんなわけで、記事の内容によって
「ファッションアドバイザー」だったり
「カラーリスト」だったり「ライター」
だったり、コロコロ変えるという
カメレオン戦法を取ってきました。


飽きっぽく、根っからの自由人タイプ
なので、今の時点でここ!という
ポジション取りをするより、少しずつ
軸足をずらしながら、本当にやりたい
ことに近づいていけたらいいよねって
楽に考えられるようになってからは、
正直今は自分でもどこに向かってるのか、
どこにたどり着きたいのかわかりません。


「わかろうともしてない。」


なんて言うと負け惜しみの感じが
しますが、人生100年時代、
これからはそのくらいゆるい感じで
歩んでいいのかなと思ってます。


はっきりしてるのは「自分以外の誰かを
元気にしたい、励ましたい」という
想いが根底にあって、それに沿うことなら
手段にこだわるつもりもありません。


将来的にこうしたい!ああなりたい!
という目標や、情熱を注ぎたいものが
はっきりしてる人はものすごくラッキー。


一方で、取り立ててそんなのない
という方がほとんどだと思うのですが、
だからといってそんな自分を責めたり、
後ろめたい思いをすることも全然ないと
思うのです。


どこも目指さず、目の前に転がってきた
面白そうなことを楽しむというポジションを
堂々と取っていいと思うし、私も断然
そっち派。


いつかの記事でも書きましたが、
白洲正子さんが語った好きな言葉が


「好きなことを何でもいいから1つ、
井戸を掘るみたいにとことんやるといいよ」


というもの。面白いこと、好きなことを
とことんやり続けたら、無限パワーが
眠る地下水脈に必ずあたると思ってます。


11年前に会社員をやめてから、親から
「好きなことで生きていけるほど人生
甘くないぞ!」
なんて散々怒られてきましたが、今の時代は
逆に、
「好きじゃないことで生きていけるほど
人生甘くない」
という考え方も全然ありだと思うのです。


どちらが正解ということでなく、自分が
楽しくて、心が軽くなるほうを自由に
選んでOKな時代。

これから先もますますその流れは
加速して、誰かに合わせるのではなく、


「いかに本当の自分を出し切れるか」

というところに、お互いの個性を
認め合いながら、焦点を当てていくように
なるのかなと思います。

私のような、人に合わせられない&
組織に属せない社会不適合者でも
「へぇ、そういう生き方もあるんだね」
って許してもらえる、いい時代に
なったなぁと感じてます。

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