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初めての失敗転職

飽きてくる病が発症してから、社内で異動やオープンポジションがないかウロウロとしてみた。しかしめぼしいものがなく、先輩からのアドバイスの「仕事はお金を稼ぐだけのところ、そのお金で楽しく休暇を過ごすための手段です。やりがいや、生きがいを見出すのはやめた方がいいと私は思います」それも一理あるかなとも思いましたが、やはり、仕事で面白いことを経験したいと思う気持ちが強く、まだ先輩の達観した考えに至ることができませんでした。

ちょうどそのころ、SNSの会社のリクルーターから「ご興味ありませんか」とコンタクトがありました。
そのポジションは東京オフィスに今までなかったポジションであることと、私自身もユーザーとして、色々と課題があるプラットフォームであることを感じていたため、もっと人々が使いやすく、安心して楽しめるプラットフォームにするため、私が貢献できるのであれば、ぜひ!とコンタクトを取りました。

トータルで7名の人のインタビューを経て、スピーディに進みオファーが出るのも早く、順調に3社目の外資系への転職に向けて進みました。

しかし、1年経たないうちに退職する結果になりました。
そんなこと予想もしていなかったため、自分自身も初めての失敗に気持ちが沈みました。

インタビュー中に「大丈夫ですか?この仕事、大丈夫そうですか」と何度も聞かれた、が、正直「何がどう大丈夫なのか」がピンとこなかった。
今までも転職しても数ヶ月で順調にランプアップできていたので、イケるだろうと甘く見ていたなと思います。
もっと具体的に何について、そんなに大丈夫かを不安視するのかを相手に質問しはっきりすればよかったとも思いました。
先方も、GAFAMを2社経験しているのだから、きっと大丈夫だろうとハロー効果もあったのかもしれません。

もう一つアンラッキーが重なったかなと思うのは、ちょうど組織の再編成を進めている最中だったため、上のメンバーもちょうど新しく入ってきた人たちが多く、問題が起きた際も助けを求めたり、エスカレーションした際に、それが解決に至らなかったことが多かったことも要因の一つです。
外資系あるある話とも言えます。

この会社の特殊だった点は、他の社員の楽しそうな日常が目に入ってきてしまう、これが結構辛かった。SNSってこういう部分もあるんだな・・学びました。嫌なら見なければいい、なのですが、社員は全員アカウントを持っており、タイムラインに流れてくる内容を否応なしに見てしまいます。私だけがこのオフィスで仕事ができていない、自分は価値がないんじゃないかと、居場所がないような気持ちになってしまうという、そんな気持ちになったのは初めての経験でした、弱気な自分がいることに自分自身も驚きました。
私ってこんな一面があったのか・・・

今まで、イケイケんどんどんだった分、「できない、わからない」自分に自信がなくなり、自分も辛いし周りにも迷惑をかけていることに耐えられず、1年経たずに退職を選択したことは、初めて仕事においての大きな挫折でした。

どうしてこうなったんだろうと考えると

1 仕事のミスマッチ
⇨どうしたら防げたと言えば、その企業のことをもっとリサーチするべきでした。
2カルチャーのミスマッチ
⇨自分が想像していた雰囲気と、入社してからのギャップが大きかったこと
これはひょっとしたら仕事の業務内容がフィットし、時間がもう少し経てば馴染めたかもしれません。


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