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女の子ならお人形⁉︎ 娘の歯ブラシ選びで痛感した自分の中の固定概念

こんにちは。カナダで2歳になる娘を子育て中です。今日は、最近子育てを通して感じたことを綴ります。これまで日ごろから、「女の子」を意識しないようにしてきたつもりでした。言葉では、「女の子なんだから〇〇しないよ」なんてことは絶対言わないように気をつけていたつもりだったのです。

ところが、先日、お店で娘の歯ブラシを選んでいたときのこと。そこには、おもちゃとセットになった歯ブラシや、歯ブラシ置きと歯ブラシのセットなど、子どもが興味を惹きそうな歯ブラシ商品がずらりと並んでいました。

ちょうど歯ブラシの替えどき。新調しようと、「どれにしようか?」と娘におうかがい。棚の上のほうに並んでいたので、娘にいろいろ見せて選んでもらうことに。私がまず手に取ったのは、目がぱっちりとした人形と歯ブラシがセットになったものや、ピンクのキラキラしたユニコーンの描かれた歯ブラシセット。しかし、娘は首を縦に振らず

むしろ歯磨き嫌いの彼女は怪訝な表情。うーん、と今度は緑の車とセットになったものを見せると、表情が一変。「くまな(=くるま)!」と飛びつきました

おぉー。そっか、これなのか。あらためて、自分のなかに潜んでいた固定概念に衝撃が走りました。女の子なんだから人形、ピンクだよね。ふだん気をつけているものの、頭の中のどこかにきっと女の子フィルターがあったのでしょう。

家に帰った娘は、嬉々として車で遊んでいます。ゼンマイで動く仕掛けなのか、後ろに数回動かして手を離すと勢いよく前に進みます。何度も「もう一回!」とせがんできました。

思い返すと、彼女は乗り物が大好き。車や汽車のおもちゃを手に持って、ブーンブーンと言ったり。ギターのスタンドに乗っては「チューチュー! all aboard」と叫んで家中駆け回っている。

さて、クリスマスにプレゼントしてもらったたくさんの人形は? といえば、たまーに遊ぶもののそこまでは食いつかず、ほぼ部屋の片隅に忘れられたようにひっそり。

では、何もかもいわゆる男の子が好き、と言われているものが好きなのか、と聞かれると、そうでもないのです。

紫やピンクの洋服は大好きだし、さくらんぼモチーフに大興奮。キッチンでおままごともよくしています。あとは、お絵かきにブロック!

本当にその子、それぞれで好きなことは違う。「女の子なんだからきっと……」で、何事も判断はできない。大切なのは、彼女は何が好きで苦手なのかよく理解するよう努めること。そんな当たり前のことに気づかせてくれた出来事でした。

今日も娘は、バイクごっこで大盛りあがり。これから、何に興味をもっていくのでしょう。観察し、コミュニケーションをとりながら、なるべく彼女の意思を汲んで支えていこう。成長が楽しみです。

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