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カナダで出産4 ワクチン接種のことなど 妊娠後期〜出産直前の記録

こんにちは。カナダ カルガリーもだいぶあたたかくなり、先日は21度まで上昇。日焼け止めをつけずに出歩いていたら、ガッツリ日焼けをしてしまいました。このヒリヒリ感、何年ぶりでしょうか。

さて、現在38週の臨月を迎えています。そして、39週を待たずに、今週の木曜日に計画分娩を行う予定です。今回は、妊娠後期〜出産間近の検診や行った検査について記しておきたいと思います。
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超音波検査はトータル5回! 3D画像も見られました

カナダでの超音波検査は、ふだん検診に行く施設には機器が置いていないため、特別な場所に行く必要があります。日本で毎回検診のたびに赤ちゃんの様子を見ていたことに比べると残念だし、面倒だなぁと感じていました。

担当医によって、超音波検査の回数も違うよう。私の場合、年齢が43ということもあり、平均より少し多い回数見てもらったように思います。行くと、心音や骨の長さや心臓の動き、頭の位置などを確認。最後の回では、写真をお願いすると、3Dカメラに切り替えて、より細かな表情まで見ることができ、感激! ただし、なかなかタイミングが合わず、持ち帰ったのは2D写真でした。来週、実際に会えるのを楽しみしています。

超音波検査が終わると、専門医師がお腹の状況をていねいに説明してくれます。体重(37週で、すでに3.16Kg!)はどのくらいで、大きいのか小さいのか。頭がお腹のどの位置にあるか……など。実際のところ、回数は少なくても、毎回時間をかけてくまなく検査してもらえるので、より安心感がありました。

B群レンサ球菌(GBS)の検査をする

35週目くらいでしょうか(うろ覚えですみません…)。B群レンサ球菌の検査がありました。な、なにこの菌? 初めて聞きました。これ、日本で長女を産んだ時はない検査だったと思います。だれしもが持ちうる菌だそうですが、分娩中にお腹の子供に感染すると、その後、敗血症や髄膜炎、肺炎などの重たい病気の原因を引き起こすこともあるとのこと。そのため、もし母親が保菌していたら、抗生物質を投与しながら分娩を行うそう。

私の場合、検査結果は陰性でしたが、担当医にも「別に菌をもっていても、抗生物質を投与すればいいだけだから」とそこまで心配しなくてもいいと伝えられました。

3種混合(Tdap)の注射を打つ

27〜28週目くらいに、百日咳、ジフテリア、破傷風のための3種混合の注射を打ちました。これも日本で出産したときには、打った記憶がない……。と調べたところ、どうやらこちらTdapと呼ばれているらしく、日本ではまだ未承認のよう。

こちらもやはり、定期検診を行うクリニックでは打てないので、検診後に薬局に行って打ちに行きました。(そういえば、日本では薬局で注射を打つ感覚ってありませんでした。カナダではインフルエンザの摂取なども薬局で行っています)。

この注射を打っておくと、出生後の赤ちゃんが百日咳にかかるリスクを下げることができるそう。この注射、ジンジンと地味にあとを引く痛みでした。

新型コロナウイルスのワクチンを打つ

ワクチンができた当初は、妊婦への臨床も少なく、推奨しないという情報が入っていました。恥ずかしながら、その情報がアップデートされないまま4月上旬に。そして、間近になって妊婦が優先して受けられることを知り、あわてて担当医に確認。「(それぞれだけど、のニュアンスをもちつつ)打ったほうがいいと思う。赤ちゃんにも免疫がつくし」というようなことを話してくれました(あぁ、私の英語力よ)。って、それならそうと、もう少し前に先に教えてくれても〜! と思いましたが、こちらが聞かない限り、答えない感じは幾度となくカナダで経験しているように思います。こういうことは自分でしっかり情報キャッチせねば!

そこから急いで、ワクチンを予約。なんとか、出産6日前に打つことができました。カルガリーでは、現在40代まで摂取を受付中。アストラゼネカのワクチンは臨床結果が現段階で少ないためなのか、妊婦の場合、摂取できるのはファイザーのワクチンとなっています。

接種会場にたどり着くまで、長蛇の列で2時間ほどの道のり。いやぁ、妊婦には辛かった。。飲み物と飴を持って行ったのが救いでした。接種時、医師から細かな説明があり、こちらの質問にも真摯に受け答えしてくれました。ここで得た情報のひとつが、効き目が出てくるのは2週間後とのことで、残念ながら出産時には間に合わず。それでも、受けないよりはよかった、と思っています。妊婦のみなさん、打つ場合はどうか時間に余裕をもってくださいませ!

あとは産むだけ!

ふだんの妊娠検診は、体重と血圧、お腹の大きさの測定。尿検査に、心音の確認をするくらい。そのほか、体調で不安に思っていることなどを随時相談でしょうか。だいたい10〜15分程度で終わります。

担当医は多忙なのか、私が計画分娩であることなども忘れていたりするので⁉︎ たまに心配になったりもしますが、その場ではいつも親身に答えてくれるので相談しやすくリラックスできました。人によっては、毎回診る医師が違うそうで、その点、ありがたい環境でした。

さぁ、あとは産むだけ。どんな出産になるのかドキドキしつつ、お腹の子にもうすぐ会えると思うと楽しみです。また、出産したら、忘れないうちに記録したいと思います。





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